扉の向こうは階段室
日夏ボーリズ建築の内容紹介を続けたいと思います。
これは日夏村役場の南側の通路です。

この扉の先はどうなっているのか。そこには二階大広間=議場へゆく階段があります。

階段はゆったり広く取られています。

階段中段から下を見ると、二階へ直接あがることが出来る玄関が見えます。右下の下駄箱も当初からのもののようです。

ヴォーリズ建築は、階段に特徴があるようです。

階段の柱や手すりは大変なめらかに仕上げられていて、人に優しい作りになっています。
階段への玄関は、日夏町民会館の利用の場合の玄関になっており、その外観はこんな風になっています。

次回には二階の紹介をしたいと思います。ご期待ください。
これは日夏村役場の南側の通路です。

この扉の先はどうなっているのか。そこには二階大広間=議場へゆく階段があります。

階段はゆったり広く取られています。

階段中段から下を見ると、二階へ直接あがることが出来る玄関が見えます。右下の下駄箱も当初からのもののようです。

ヴォーリズ建築は、階段に特徴があるようです。

階段の柱や手すりは大変なめらかに仕上げられていて、人に優しい作りになっています。
階段への玄関は、日夏町民会館の利用の場合の玄関になっており、その外観はこんな風になっています。

次回には二階の紹介をしたいと思います。ご期待ください。
村長室は今?の続き
前回は村長室を充分紹介出来なくてすみません。
今日、NPO日本伝統建築技術保存会設計事務所の寺村健造氏に見に来ていただきました。
地元日夏のお住まいのベテランの建築士で、建築についてのサポートをお願いした所です。
そこで、村長室の写真を再度撮影してきました。

応接室の扉を開くとこんな風になっています。ちょっと物置になっていますが、奥に戸があり産業組合側につながっていました。今は壁ですが。

事務所側から見た村長室です。村長室の奥には戸板の扉があり、その右には金庫室のブロックが見えます。実は、ここには窓がはめられており、光が入るようになっていたことが分ります。村長室は自然の光が入るようになっていたのです。
さて、来る10月31日10時から「日夏町民会館の活用を考える会」が開かれます。
是非ご参加ください。

今日、NPO日本伝統建築技術保存会設計事務所の寺村健造氏に見に来ていただきました。
地元日夏のお住まいのベテランの建築士で、建築についてのサポートをお願いした所です。
そこで、村長室の写真を再度撮影してきました。

応接室の扉を開くとこんな風になっています。ちょっと物置になっていますが、奥に戸があり産業組合側につながっていました。今は壁ですが。

事務所側から見た村長室です。村長室の奥には戸板の扉があり、その右には金庫室のブロックが見えます。実は、ここには窓がはめられており、光が入るようになっていたことが分ります。村長室は自然の光が入るようになっていたのです。
さて、来る10月31日10時から「日夏町民会館の活用を考える会」が開かれます。
是非ご参加ください。

日夏村役場 村長室は今?
日夏村役場の受付窓口の廻りについては、前回に紹介しました。
それでは、その中はどうなっているのかを紹介したいと思います。
受付窓口の内側が事務室です。

一時会社に貸されていましたが、現在は全く使用されていません。

右側が応接室で、左側が村長室です。

応接室から村長室への扉です。戸棚には日夏に関係する記録が残されています。

村長室の天井は昔の様子をよく伝えてくれているように思います。部屋は物置のようになっていていい写真がないのでちょっと紹介出来ないのですが、次のような机が3台この建物に残っています。同等の机が村長室の机として利用された可能性が高いように思われますが。

いかがでしょうか?
それでは、その中はどうなっているのかを紹介したいと思います。
受付窓口の内側が事務室です。

一時会社に貸されていましたが、現在は全く使用されていません。

右側が応接室で、左側が村長室です。

応接室から村長室への扉です。戸棚には日夏に関係する記録が残されています。

村長室の天井は昔の様子をよく伝えてくれているように思います。部屋は物置のようになっていていい写真がないのでちょっと紹介出来ないのですが、次のような机が3台この建物に残っています。同等の机が村長室の机として利用された可能性が高いように思われますが。

いかがでしょうか?
旧日夏村役場の雰囲気は?
日夏ヴォーリズ建築は、日夏村役場と産業組合の合同庁舎として、昭和10年完成しています。役場部分の玄関入った所はこんな風景です。

朝鮮人街道に面した西側および南側に窓口が設けられ、廊下がカギ形に巡っています。

南側の廊下はこんな風になっています。コンクリートの床面や土台部分は、研ぎ出しによりきれいに仕上げられています。

完成時の平面図です。売店部分と物置・作業場部分は現在残っていません。役場事務室等は大変よく残っています。しかし、組合事務室等は、その後の経済活動のため大きく変更されています。これも建物に刻み込まれた歴史といえると思います。
通路の窓に使用されている金具は、他のヴォーリズ建築に見かけるものと同様です。

窓はかなり傷んでいます。でも、大切にしたいと思います。
朝鮮人街道に面した西側および南側に窓口が設けられ、廊下がカギ形に巡っています。

南側の廊下はこんな風になっています。コンクリートの床面や土台部分は、研ぎ出しによりきれいに仕上げられています。

完成時の平面図です。売店部分と物置・作業場部分は現在残っていません。役場事務室等は大変よく残っています。しかし、組合事務室等は、その後の経済活動のため大きく変更されています。これも建物に刻み込まれた歴史といえると思います。
通路の窓に使用されている金具は、他のヴォーリズ建築に見かけるものと同様です。

窓はかなり傷んでいます。でも、大切にしたいと思います。
タグ :建物内部
ヴォーリズ建築文化全国ネットワークのフォーラムへ行った。
朝から日夏町民会館の掃除を少し行ないました。先日の台風18号のため、朝鮮人街道に面した旧農協の入口付近に水たまりがありびっくりしました。
今日の午後は、近江八幡市で「ヴォーリズ建築文化全国ネットワークin近江八幡」が開かれたので、参加してきました。

山形政昭氏の講演「ヴォーリズ建築遺産について」では、ヴォーリズ建築における健康な生活・健全な趣味を大切にするピューリタニズムの生活思想、住宅改善運動とのかかわりほかについて写真を使いながら説明がありました。最後に紹介があった西村幸夫氏による建築の価値の色々についての紹介で、日夏の場合は非使用価値・・・存在価値の中で地域にとっての「歴史的価値」が重要である点を再確認した次第です。
次いで「兄弟(ひと)をつなぎ都市をつくる」をテーマにパネルディスカッションがありました。

ヴォーリズ氏と人びととの関係を色々知ることが出来ました。
フォーラム参加の地域は保存活用が進められている地域が中心です。日夏ヴォーリズ建築は壊されることはなくなりましたが、その先は未定のままです。
こんなところもあることも忘れないで!!
今日の午後は、近江八幡市で「ヴォーリズ建築文化全国ネットワークin近江八幡」が開かれたので、参加してきました。

山形政昭氏の講演「ヴォーリズ建築遺産について」では、ヴォーリズ建築における健康な生活・健全な趣味を大切にするピューリタニズムの生活思想、住宅改善運動とのかかわりほかについて写真を使いながら説明がありました。最後に紹介があった西村幸夫氏による建築の価値の色々についての紹介で、日夏の場合は非使用価値・・・存在価値の中で地域にとっての「歴史的価値」が重要である点を再確認した次第です。
次いで「兄弟(ひと)をつなぎ都市をつくる」をテーマにパネルディスカッションがありました。

ヴォーリズ氏と人びととの関係を色々知ることが出来ました。
フォーラム参加の地域は保存活用が進められている地域が中心です。日夏ヴォーリズ建築は壊されることはなくなりましたが、その先は未定のままです。
こんなところもあることも忘れないで!!