よろず淡日 思いを求めて
今日の午後は、日夏村役場事務室談話会、淡日(あわひ)の疋田実さんの話題提供でした。

自分の思うところを追い求めてこられ、たどり着かれた日夏でのよろづ屋「淡日」の開店。興味深いお話でした。

大正期に曾祖父に開かれ、お祖父さんが引き継いでいたよろず屋、昔の写真も拝見しました。お祖父さんが亡くなられの、閉店したが、年に1・2回墓参りに帰り、変化を見てこられたそうです。
お父さんは大阪に出られ、実さんは1960年大阪生まれで、大阪の人々の暮らしを見てこられたとのこと。一時は仏師を志願したが断念し、福祉の道を選び、日本福祉大学卒業後、山本恪二彫塑研究所、武蔵野美術短大で彫塑・絵画を学んだ後、学童保育の指導員を経て、家具製造に従事しながら骨董・古道具、現代美術、知的障がいを持つ人の作品などの関心を深めたとのこと。そして、2013年11月には杉並区のギャラリーブリキ星で、「そこここ 遊通して ひとつ -古道具と天衣無縫のものたちの試み-」の展示会を開かれ、日夏で「淡日」開設準備も進められた。リーフレット裏面にはぎっしり想いが書き綴られていてビックリしました。


2015年8月によろず屋「淡日」を奥様と開店され、色々な取り組みをされてきています。屋根の上に櫓を設け、日夏の集落、荒神山などを一望できるようにし、そんな風景もよろずに取り込みを目指して居られるようです。昨2016年9月11日の現代アート展も興味深いものでした。

4月22・23日には元・立誠小学校で開かれる「京都ふるどうぐ市2017」にも出展されるとのこと。5月には彦根アートウォークに参加される。
お祖父さんの店を復活させての取り組み、Iターンの1人でしょうか。日夏に新しい風を吹き込んで居られるお二人に、エールを送りたいと思います。
店内には色々な物が置かれ、すべて関連があるようです。

金・土・日・月と祝日の11時~18時に開店されています。朝鮮人街道沿いに店があります。是非、一度訪ねてみて下さい。
よろず淡日 ☎0749-49-3890
自分の思うところを追い求めてこられ、たどり着かれた日夏でのよろづ屋「淡日」の開店。興味深いお話でした。
大正期に曾祖父に開かれ、お祖父さんが引き継いでいたよろず屋、昔の写真も拝見しました。お祖父さんが亡くなられの、閉店したが、年に1・2回墓参りに帰り、変化を見てこられたそうです。
お父さんは大阪に出られ、実さんは1960年大阪生まれで、大阪の人々の暮らしを見てこられたとのこと。一時は仏師を志願したが断念し、福祉の道を選び、日本福祉大学卒業後、山本恪二彫塑研究所、武蔵野美術短大で彫塑・絵画を学んだ後、学童保育の指導員を経て、家具製造に従事しながら骨董・古道具、現代美術、知的障がいを持つ人の作品などの関心を深めたとのこと。そして、2013年11月には杉並区のギャラリーブリキ星で、「そこここ 遊通して ひとつ -古道具と天衣無縫のものたちの試み-」の展示会を開かれ、日夏で「淡日」開設準備も進められた。リーフレット裏面にはぎっしり想いが書き綴られていてビックリしました。

2015年8月によろず屋「淡日」を奥様と開店され、色々な取り組みをされてきています。屋根の上に櫓を設け、日夏の集落、荒神山などを一望できるようにし、そんな風景もよろずに取り込みを目指して居られるようです。昨2016年9月11日の現代アート展も興味深いものでした。
4月22・23日には元・立誠小学校で開かれる「京都ふるどうぐ市2017」にも出展されるとのこと。5月には彦根アートウォークに参加される。
お祖父さんの店を復活させての取り組み、Iターンの1人でしょうか。日夏に新しい風を吹き込んで居られるお二人に、エールを送りたいと思います。
店内には色々な物が置かれ、すべて関連があるようです。

金・土・日・月と祝日の11時~18時に開店されています。朝鮮人街道沿いに店があります。是非、一度訪ねてみて下さい。
よろず淡日 ☎0749-49-3890
地域でのまなび
1月につづいて2月に入って人生の先輩の葬儀に立ち会った。やはり悲しいことだが、いずれ行く道と思うと何とも気が急く。人間のはかないことは、御文章(白骨章)に述べられているところである。自らの課題と思うことを少しでも進めておくことの必要性を感じる。

式場に飾られていた個人の作品に感心した。地元妙楽寺集会所で行われていた書道・俳画とうの教室での学びの成果とのこと。講師は岡野さんとか。今日では開かれていないが、手芸クラブととともに学びの場があり、地元の文化祭にも作品が出品されていたとのこと。地域での学びに驚かされた。
ところで、県立大学の「地域社会と女性キャリア創生」講座では、人生をトータルに捉えることの必要性を教えられた。でもこれまで染みついた仕事中心の考えに捕らわれていることをも痛感させられた。そして、米スタンフォード大学教授のジョン・クランボルツらが1999年に発表したギャリア論「プランドハプンスタンス」とは、計画された偶然性という意味で、「自分のキャリアは自分自身で意図的に形成していくもの」という従来型のキャリア論の限界を指摘したとのこと。ただし、単なる運命論ではなく、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。だからこそ、そうした偶然にただ身をゆだねるだけでなく、自ら良い偶然を引き寄せるべく常に準備が必要」というのが主張の核。そして、「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「冒険心」という5つの行動特性を持った人に良い偶然が起きやすいと説いているという。好奇心は持っているつもりであるが、考えておきたい。
式場に飾られていた個人の作品に感心した。地元妙楽寺集会所で行われていた書道・俳画とうの教室での学びの成果とのこと。講師は岡野さんとか。今日では開かれていないが、手芸クラブととともに学びの場があり、地元の文化祭にも作品が出品されていたとのこと。地域での学びに驚かされた。
ところで、県立大学の「地域社会と女性キャリア創生」講座では、人生をトータルに捉えることの必要性を教えられた。でもこれまで染みついた仕事中心の考えに捕らわれていることをも痛感させられた。そして、米スタンフォード大学教授のジョン・クランボルツらが1999年に発表したギャリア論「プランドハプンスタンス」とは、計画された偶然性という意味で、「自分のキャリアは自分自身で意図的に形成していくもの」という従来型のキャリア論の限界を指摘したとのこと。ただし、単なる運命論ではなく、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。だからこそ、そうした偶然にただ身をゆだねるだけでなく、自ら良い偶然を引き寄せるべく常に準備が必要」というのが主張の核。そして、「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「冒険心」という5つの行動特性を持った人に良い偶然が起きやすいと説いているという。好奇心は持っているつもりであるが、考えておきたい。
『句集 ほのとある』
日夏里館で活動されている寺村しげる氏から『句集 ほのとある』をいただきました。


t傘寿の記念の出版で、氏の「ほのとある希望のやうに梅匂ふ」の句からとられたとのこと。
ホトトギス誌に入選した句のなかから選ばれ、さらに「フォト俳句」、俳句の師宮田思洋氏を偲ぶお話などが収録されています。
記念の句集、ありがとうございました。少し羨ましくなりました。
ところで、カンボジア大地の会の活動展示がなされていた日夏里館1階ホール、今日は日夏句会の「フォト俳句」が展示されていました。また、びわこ句会の方の作品も展示されています。


日夏里館一階ホールでお楽しみ下さい。
t傘寿の記念の出版で、氏の「ほのとある希望のやうに梅匂ふ」の句からとられたとのこと。
ホトトギス誌に入選した句のなかから選ばれ、さらに「フォト俳句」、俳句の師宮田思洋氏を偲ぶお話などが収録されています。
記念の句集、ありがとうございました。少し羨ましくなりました。
ところで、カンボジア大地の会の活動展示がなされていた日夏里館1階ホール、今日は日夏句会の「フォト俳句」が展示されていました。また、びわこ句会の方の作品も展示されています。
日夏里館一階ホールでお楽しみ下さい。
タグ :フォト俳句
日夏の日本画家 白耀氏
11月23日のフェスタでは、日夏出身の日本画家寺嶋白耀氏が描いた作品の特別展示させていただきました。

床の間に三点の作品を展示しました。
中央は、特にお願いして展示させていただいた「百花百鳥」図。


右の一幅は、この二階の床の間にあうように描かれた「松」の図です。

現状では痛みがあるものの、迫力のある作品です。
寺嶋白耀氏は明治28年生まれ。京都絵画専門学校(現京都芸大)で日本画を学んでいます。
昭和30年3月、日夏小学校の80周年には伊吹山の絵を寄贈しておられます。
フェスタ当日には達磨図や牡丹図なども展示させていただきました。日夏を中心に多くの作品が伝存しているそうです。
今後、白耀氏の作品の再発見に努めていきたいものです。
床の間に三点の作品を展示しました。
中央は、特にお願いして展示させていただいた「百花百鳥」図。
右の一幅は、この二階の床の間にあうように描かれた「松」の図です。
現状では痛みがあるものの、迫力のある作品です。
寺嶋白耀氏は明治28年生まれ。京都絵画専門学校(現京都芸大)で日本画を学んでいます。
昭和30年3月、日夏小学校の80周年には伊吹山の絵を寄贈しておられます。
フェスタ当日には達磨図や牡丹図なども展示させていただきました。日夏を中心に多くの作品が伝存しているそうです。
今後、白耀氏の作品の再発見に努めていきたいものです。
タグ :日本画
日夏の再発見に努めるカールさん
イギリスから来られて、日夏に住まれているカールさん、
日夏の良さの再発見に努められています。
泉の平塚末子さんとカールさんが結婚され、先頃お子さんが生まれたとのこと。
日夏に住み続けられるとのことで、大変頼もしく思います。
日夏に住み慣れた人びとが気づかないことを、別の視点で眺め再発見に努められています。多くの発見があることに期待したいと思います。
去る16日、日夏ヴォーリズ建築である日夏町民会館に関係してインタビューを受けました。

町民会館の保存についてや地域コミュニティーの現状と今後についての質問を受けました。
その中でも話したのですが、日夏町は8つの単位自治会から構成されていますが、個別自治会でできるとと日夏町の単位でやっと出来ることなど段階があるように思います。歴史的には日夏町の単位は古い歴史を引いており、以前は小学校を持ち、農業協同組合そして村役場を持ち、早くから村議会を開催するなど、一つの地域として大切な役割を担ってきており、またまだ多くの可能性をもっているように思います。
しかし、日夏町全体の行事であった町民運動会が、本年度開催が見送られることになったこと、これまで残されてきた町民会館、日夏の人びとが総力を挙げて建設されてきた日夏ヴォーリズ建築は自治会としては不要だとされるなど、大きく変化しています。しかし、それは日夏の人びとの総意であるとはなかなか言えないようにも思います。
取り返しがつくことと取り返しがつかないことはしっかり区別して考えること、今の私たちが地域の先祖の営みを大切にしないなら、次の世代が今の営みを大切にしてくれることはないこと、子どもたちが地域の人びとの営みを肌で感じることができる場所があり、その保存に努力すれば、その気持ちや想いは次の世代にも伝わるのではないかと思います。少なくとも誰もが仕方ないと取り壊してしまったら、その可能性が全くなくなることだけは事実だと思います。色々な可能性を追求してみたいものです。
ともかく、カールさんご夫妻にはお約束の時間があったにもかかわらず、大変お待たせして申し訳ございませんでした。
ちょっと寒かったですね。
地域の中に慣れ親しみ気づかないでいることを発見し、みんなに提示していただければ幸いです。
日夏ヴォーーリズ建築の保存は本当に容易ではないように思います。なんとかこの建物が地域の人々に愛され、地域の人々の憩いの場となることを願っています。皆様の協力をお願いします。
なお、日夏歴史研究会代表の成宮恵津子さんや建物を利用されている皆さんが中心となり、12月6日、仮称「日夏町民会館フェスタ」の計画が進められています。また、紹介したいと思います。乞うご期待。
日夏の良さの再発見に努められています。
泉の平塚末子さんとカールさんが結婚され、先頃お子さんが生まれたとのこと。
日夏に住み続けられるとのことで、大変頼もしく思います。
日夏に住み慣れた人びとが気づかないことを、別の視点で眺め再発見に努められています。多くの発見があることに期待したいと思います。
去る16日、日夏ヴォーリズ建築である日夏町民会館に関係してインタビューを受けました。

町民会館の保存についてや地域コミュニティーの現状と今後についての質問を受けました。
その中でも話したのですが、日夏町は8つの単位自治会から構成されていますが、個別自治会でできるとと日夏町の単位でやっと出来ることなど段階があるように思います。歴史的には日夏町の単位は古い歴史を引いており、以前は小学校を持ち、農業協同組合そして村役場を持ち、早くから村議会を開催するなど、一つの地域として大切な役割を担ってきており、またまだ多くの可能性をもっているように思います。
しかし、日夏町全体の行事であった町民運動会が、本年度開催が見送られることになったこと、これまで残されてきた町民会館、日夏の人びとが総力を挙げて建設されてきた日夏ヴォーリズ建築は自治会としては不要だとされるなど、大きく変化しています。しかし、それは日夏の人びとの総意であるとはなかなか言えないようにも思います。
取り返しがつくことと取り返しがつかないことはしっかり区別して考えること、今の私たちが地域の先祖の営みを大切にしないなら、次の世代が今の営みを大切にしてくれることはないこと、子どもたちが地域の人びとの営みを肌で感じることができる場所があり、その保存に努力すれば、その気持ちや想いは次の世代にも伝わるのではないかと思います。少なくとも誰もが仕方ないと取り壊してしまったら、その可能性が全くなくなることだけは事実だと思います。色々な可能性を追求してみたいものです。

ちょっと寒かったですね。
地域の中に慣れ親しみ気づかないでいることを発見し、みんなに提示していただければ幸いです。
日夏ヴォーーリズ建築の保存は本当に容易ではないように思います。なんとかこの建物が地域の人々に愛され、地域の人々の憩いの場となることを願っています。皆様の協力をお願いします。
なお、日夏歴史研究会代表の成宮恵津子さんや建物を利用されている皆さんが中心となり、12月6日、仮称「日夏町民会館フェスタ」の計画が進められています。また、紹介したいと思います。乞うご期待。