近江歴史回廊大学生が来館
今日の午後近江歴史回廊大学のみなさんがお見えになりました。
彦根の宗安寺で住職さまのお話を聞かれてから、朝鮮人街道を歩いてこられました。当方は、日夏のことしか知らないために甘呂地先から日夏里館まで案内させていただきました。まだ勉強中ですが。
朝鮮人街道については、文化3年(1806)江戸幕府が作成した「朝鮮人道見取絵図」が大変参考になります。
道路上に村の境界が明示されており、今回は北から安田・筒井・五僧田・泉・寺村・妙楽寺の順に村境を確認しながら辿りました。絵図に描かれた水車の場所には、大きな石臼が生け垣に3点も埋め込まれており、水車で米搗きをしていたことを確認しました。泉村の一角にあった一里塚の位置も確認しました。日夏小学校跡では、学校の門柱が残っていますが、金属供出により門扉が無くなっていて、戦争遺跡の一つとして確認できそうでした。

日夏里館では、風が少し強かったため、先ず裏手へ案内し、鉄道線まで水田で何も妨げるもの無く、河瀬駅側が見て両翼が出た意匠が工夫されていることを確認すると共に、自噴水を紹介。それから1階ホールへ入り日夏里館の説明をさせていただきましたが、帰りの時間の関係で一寸二階を見ていただいてからお別れしました。
河瀬駅まで向かわれるとのことだったので、日夏の庄境までお見送りするよう考えていたのですが、忘れてしまいました。ごめんなさい。日夏里館、ゆっくり案内することが出来なかったので、また、お時間があるときにお越しいただければと思いました。
ご来館、ありがとうございました。
とわいえ、天候に恵まれ幸いでした。お疲れ様でした。
彦根の宗安寺で住職さまのお話を聞かれてから、朝鮮人街道を歩いてこられました。当方は、日夏のことしか知らないために甘呂地先から日夏里館まで案内させていただきました。まだ勉強中ですが。
朝鮮人街道については、文化3年(1806)江戸幕府が作成した「朝鮮人道見取絵図」が大変参考になります。
道路上に村の境界が明示されており、今回は北から安田・筒井・五僧田・泉・寺村・妙楽寺の順に村境を確認しながら辿りました。絵図に描かれた水車の場所には、大きな石臼が生け垣に3点も埋め込まれており、水車で米搗きをしていたことを確認しました。泉村の一角にあった一里塚の位置も確認しました。日夏小学校跡では、学校の門柱が残っていますが、金属供出により門扉が無くなっていて、戦争遺跡の一つとして確認できそうでした。
日夏里館では、風が少し強かったため、先ず裏手へ案内し、鉄道線まで水田で何も妨げるもの無く、河瀬駅側が見て両翼が出た意匠が工夫されていることを確認すると共に、自噴水を紹介。それから1階ホールへ入り日夏里館の説明をさせていただきましたが、帰りの時間の関係で一寸二階を見ていただいてからお別れしました。
河瀬駅まで向かわれるとのことだったので、日夏の庄境までお見送りするよう考えていたのですが、忘れてしまいました。ごめんなさい。日夏里館、ゆっくり案内することが出来なかったので、また、お時間があるときにお越しいただければと思いました。
ご来館、ありがとうございました。
とわいえ、天候に恵まれ幸いでした。お疲れ様でした。
よろず淡日 思いを求めて
今日の午後は、日夏村役場事務室談話会、淡日(あわひ)の疋田実さんの話題提供でした。

自分の思うところを追い求めてこられ、たどり着かれた日夏でのよろづ屋「淡日」の開店。興味深いお話でした。

大正期に曾祖父に開かれ、お祖父さんが引き継いでいたよろず屋、昔の写真も拝見しました。お祖父さんが亡くなられの、閉店したが、年に1・2回墓参りに帰り、変化を見てこられたそうです。
お父さんは大阪に出られ、実さんは1960年大阪生まれで、大阪の人々の暮らしを見てこられたとのこと。一時は仏師を志願したが断念し、福祉の道を選び、日本福祉大学卒業後、山本恪二彫塑研究所、武蔵野美術短大で彫塑・絵画を学んだ後、学童保育の指導員を経て、家具製造に従事しながら骨董・古道具、現代美術、知的障がいを持つ人の作品などの関心を深めたとのこと。そして、2013年11月には杉並区のギャラリーブリキ星で、「そこここ 遊通して ひとつ -古道具と天衣無縫のものたちの試み-」の展示会を開かれ、日夏で「淡日」開設準備も進められた。リーフレット裏面にはぎっしり想いが書き綴られていてビックリしました。


2015年8月によろず屋「淡日」を奥様と開店され、色々な取り組みをされてきています。屋根の上に櫓を設け、日夏の集落、荒神山などを一望できるようにし、そんな風景もよろずに取り込みを目指して居られるようです。昨2016年9月11日の現代アート展も興味深いものでした。

4月22・23日には元・立誠小学校で開かれる「京都ふるどうぐ市2017」にも出展されるとのこと。5月には彦根アートウォークに参加される。
お祖父さんの店を復活させての取り組み、Iターンの1人でしょうか。日夏に新しい風を吹き込んで居られるお二人に、エールを送りたいと思います。
店内には色々な物が置かれ、すべて関連があるようです。

金・土・日・月と祝日の11時~18時に開店されています。朝鮮人街道沿いに店があります。是非、一度訪ねてみて下さい。
よろず淡日 ☎0749-49-3890
自分の思うところを追い求めてこられ、たどり着かれた日夏でのよろづ屋「淡日」の開店。興味深いお話でした。
大正期に曾祖父に開かれ、お祖父さんが引き継いでいたよろず屋、昔の写真も拝見しました。お祖父さんが亡くなられの、閉店したが、年に1・2回墓参りに帰り、変化を見てこられたそうです。
お父さんは大阪に出られ、実さんは1960年大阪生まれで、大阪の人々の暮らしを見てこられたとのこと。一時は仏師を志願したが断念し、福祉の道を選び、日本福祉大学卒業後、山本恪二彫塑研究所、武蔵野美術短大で彫塑・絵画を学んだ後、学童保育の指導員を経て、家具製造に従事しながら骨董・古道具、現代美術、知的障がいを持つ人の作品などの関心を深めたとのこと。そして、2013年11月には杉並区のギャラリーブリキ星で、「そこここ 遊通して ひとつ -古道具と天衣無縫のものたちの試み-」の展示会を開かれ、日夏で「淡日」開設準備も進められた。リーフレット裏面にはぎっしり想いが書き綴られていてビックリしました。

2015年8月によろず屋「淡日」を奥様と開店され、色々な取り組みをされてきています。屋根の上に櫓を設け、日夏の集落、荒神山などを一望できるようにし、そんな風景もよろずに取り込みを目指して居られるようです。昨2016年9月11日の現代アート展も興味深いものでした。
4月22・23日には元・立誠小学校で開かれる「京都ふるどうぐ市2017」にも出展されるとのこと。5月には彦根アートウォークに参加される。
お祖父さんの店を復活させての取り組み、Iターンの1人でしょうか。日夏に新しい風を吹き込んで居られるお二人に、エールを送りたいと思います。
店内には色々な物が置かれ、すべて関連があるようです。

金・土・日・月と祝日の11時~18時に開店されています。朝鮮人街道沿いに店があります。是非、一度訪ねてみて下さい。
よろず淡日 ☎0749-49-3890
五老井十五世 句碑
昨日は雨、今日はまずまず。
今年は秋晴れが殆ど見られない不思議な天気。
今日の日夏里館。


午後、日夏里館2階で句会が開かれていました。
さて、旧日夏小学校の敷地の一角に、こんな句碑が建てられました。

歌はれて
描かれて
散って
チューリップ
五老井十五世
寺村陽舎
裏面には、関係者の名前が刻まれています。
日夏句会
疋田和子 西川雪子
寺村澄子 寺村隆子
疋田美恵子 川村信子
江畑弘子 寺村房子
平成二十八年十月吉日建之
そう言えば、七月に「弟十五世嗣号 寺村陽舎(しげる)五老井襲名記念句集」をいただいていたのを思い出しました。
日夏里館に自動火災報知器を設置し、去る9月28日には消防署の方が検査に見えられ、登録文化財であるので市の補助金をお願いしており、今日彦根市の担当者が設置状況を確認に見えられました。この時、句会の様子をチラッと見せてもらいました。
充実しているようです
ついでに、日夏里館の向かいにある天野栄次郎石碑、少し草取りをしました。
今年は秋晴れが殆ど見られない不思議な天気。
今日の日夏里館。
午後、日夏里館2階で句会が開かれていました。
さて、旧日夏小学校の敷地の一角に、こんな句碑が建てられました。
歌はれて
描かれて
散って
チューリップ
五老井十五世
寺村陽舎
裏面には、関係者の名前が刻まれています。
日夏句会
疋田和子 西川雪子
寺村澄子 寺村隆子
疋田美恵子 川村信子
江畑弘子 寺村房子
平成二十八年十月吉日建之
そう言えば、七月に「弟十五世嗣号 寺村陽舎(しげる)五老井襲名記念句集」をいただいていたのを思い出しました。
日夏里館に自動火災報知器を設置し、去る9月28日には消防署の方が検査に見えられ、登録文化財であるので市の補助金をお願いしており、今日彦根市の担当者が設置状況を確認に見えられました。この時、句会の様子をチラッと見せてもらいました。
充実しているようです
ついでに、日夏里館の向かいにある天野栄次郎石碑、少し草取りをしました。
県大生の調査 人々と水の関わりおよび生態環境
今日の午後は県大生の報告会。
滋賀県立大学環境科学部2回生による環境フィールドワークのHグループ21人による成果報告会がありました。調査は、琵琶湖集水域において人々と水の関わりおよび生態環境を明らかにすることを目的に実施されています。日夏町及びその周辺の調査成果で、次の項目順に報告されました。
1.はじめに
2.地下水と川(水路)の利用に関する調査
3.エビと水路環境のかかわり
4.魚類と水路環境のかかわり
5.GISを用いた水路データの整備と魚類分布の解析
6.おわりに
担当教員は、岩間憲治・平山琢二・平山奈央子・吉山浩平さん。


日夏町は自噴する井戸水があるのが特徴的で、現在も使用されている家がかなりあります。しかし、水道の普及や家の建て替え時の井戸の扱いにより変化もあるようです。地域の方も参加され、熱心に質問もされていました。
魚類では、ドンコやヨシノボリが多かったようですが、早くすばしこい魚は捕らえるにくい点などもあること、最近は見られなくなったが以前はドブ貝やシジミ貝がいたとの話などももありました。

5月から6月にかけての限られた調査ですが、平成18年から継続的に行われている生態調査との総合検討や今後の調査による検討が期待されます。
今回の意見も参考に報告書がとりまとめられるとのことです。成果がまとまれば、日夏里館1階ホールに展示していただけば、今日来れなかった地域の人も確認することができます。報告書と展示に、期待したいと思います。
滋賀県立大学環境科学部2回生による環境フィールドワークのHグループ21人による成果報告会がありました。調査は、琵琶湖集水域において人々と水の関わりおよび生態環境を明らかにすることを目的に実施されています。日夏町及びその周辺の調査成果で、次の項目順に報告されました。
1.はじめに
2.地下水と川(水路)の利用に関する調査
3.エビと水路環境のかかわり
4.魚類と水路環境のかかわり
5.GISを用いた水路データの整備と魚類分布の解析
6.おわりに
担当教員は、岩間憲治・平山琢二・平山奈央子・吉山浩平さん。
日夏町は自噴する井戸水があるのが特徴的で、現在も使用されている家がかなりあります。しかし、水道の普及や家の建て替え時の井戸の扱いにより変化もあるようです。地域の方も参加され、熱心に質問もされていました。
魚類では、ドンコやヨシノボリが多かったようですが、早くすばしこい魚は捕らえるにくい点などもあること、最近は見られなくなったが以前はドブ貝やシジミ貝がいたとの話などももありました。
5月から6月にかけての限られた調査ですが、平成18年から継続的に行われている生態調査との総合検討や今後の調査による検討が期待されます。
今回の意見も参考に報告書がとりまとめられるとのことです。成果がまとまれば、日夏里館1階ホールに展示していただけば、今日来れなかった地域の人も確認することができます。報告書と展示に、期待したいと思います。
ちょっと昔の日夏里館
今日の彦根市日夏町は上天気でした。
縁側に差し込む光は暖かく、ホッとしました。
掃除をしていたら、1991年(平成3年)夏の写真を見つけました。次の写真は、23年半ほど前の様子です。

南側バイパスから見た景色で、日夏里館、当時は町民会館が写っています。当時は農協日夏支所が健在で、日夏里館右側に続く灰色の屋根の倉庫、えんじ色の屋根の建物は米の乾燥や臼スリが行われところです。この部分は解体され宅地分譲されています。
上天気なので今日の写真を撮ってきました。

じっくり比較してみて下さい。
かっては、日夏里館の屋根に7時、11時、16時の時報を知らせるサイレンが乗っていました。昔の写真の左側には竹藪が写っています。
今日の日夏里館の近景もご覧下さい。

伊吹山もきれいに見えました。宇曽川堤からです。

縁側に差し込む光は暖かく、ホッとしました。
掃除をしていたら、1991年(平成3年)夏の写真を見つけました。次の写真は、23年半ほど前の様子です。

南側バイパスから見た景色で、日夏里館、当時は町民会館が写っています。当時は農協日夏支所が健在で、日夏里館右側に続く灰色の屋根の倉庫、えんじ色の屋根の建物は米の乾燥や臼スリが行われところです。この部分は解体され宅地分譲されています。
上天気なので今日の写真を撮ってきました。
じっくり比較してみて下さい。
かっては、日夏里館の屋根に7時、11時、16時の時報を知らせるサイレンが乗っていました。昔の写真の左側には竹藪が写っています。
今日の日夏里館の近景もご覧下さい。
伊吹山もきれいに見えました。宇曽川堤からです。