2014年11月24日

京都感動案内社の企画で来館ほか

 連休初日の22日(土)は上天気でした。
 午前に「豊郷小学校旧校舎群歴史展」が開かれているので、見学に行きました。

 豊郷小学校を寄付した実業家古川鉄次郎氏の実弟で、実業家古川義三氏の世界旅行の見聞記『世界ひとのぞ記』発刊記念展示とのこと。
せっかくですので一冊買って帰りました。また少しずつ読んでみよーう。
なお、展示は二階の一教室をあて、11月30日まで開かれています。


 午後は京都感動案内社の企画で日夏里館に一行が来館されるので、日夏里館におりました。一行は、午前には醒ヶ井郵便局を訪ねられたとのことで、わざわざ河瀬駅で下車してお越し下さいました。
 特別な展示もしていないので、村役場事務室にもお入りいただき、耐震改修ができた現状を確認いただきました。村長室には、アメリカ帰りの大きなトランクと写真も見ていただきました。やはりアメリカ移民の多い村であったことは、このヴォーリズ建築の村役場が建物られたことをを考える上で重要と思われます。
 なかなか感動を与えることは容易ではないように思いました。日夏里館は、数あるヴォーリズ建築の中で唯一の村役場建築ですが、きわめて実用的な建物です。日夏村の自治とまちづくりの原点であったことに誇りに思いますが、なぜ、地域こぞって保存と顕彰に取り組めなかったのか自問せざるを得ない。





Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 22:25 Comments( 0 ) ヴォーリズ建築 日夏里館

2014年11月18日

日夏の秋を探しに

月曜日に本ブログに投稿する予定でしたが、めずらしく大阪まで出かけていて失礼しました。
今朝は比較的雲が少なかったのですが、だんだん雲が出てきて、やや冬空に近くなってきました。10:00頃に何とか日夏の秋、荒神山の紅葉を探しに行きました。

先ずは、宇曽川堤から見た荒神山。なかなか日が当たらなかったのですが。


次は、東の平野部から見た荒神山。

次いで、小海橋の袂から見た妙楽寺山(手前)と荒神山(後方)。


妙楽寺山では毎月森づくり森づかい市民講座を開催されています。次回は11月29日です。案内チラシを添付します。興味のある方はご参加下さいとのことです。

前回の講座で倒れて山道を塞いでいたコナラを伐っていただきました。表面はかなり朽ちていたのですが、芯はしっかりしていました。小切りにしたコナラの幹の写真を撮ってきました。前回確認したコウヤボウキの花は、風のために撮影できませんでした。




念のため、宇曽川唐崎公園のアメリカ移民の句碑を確認に行きました。紅葉はきれいだったのですが、草が大きくなっていました。
ああ、はずかしいー。今度、草取りに行かねば・・・




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 20:41 Comments( 0 ) 日夏の景観

2014年11月10日

日夏里館のサンルーム

 11月10日、15時前の日夏里館です。


 今日は、朝から日夏里館二階南角の公民館事務室の掃除をしました。
二階の階段を上がったところのこの部屋の上には「公民舘事務室」の表示板が付いたままです。


 これは、昭和25年(1950)4月1日に日夏村が彦根市に編入合併し、これと同時に日夏町自治会発足し、公民館が設置されることになりました。10月に日夏公民館長平塚義城氏、公民館主事大森久寿に決定し、日夏村役場二階を改修して昭和26年1月13日日夏公民館開館式を行い、以後活発な公民館活動が展開されます。この活動の事務室がこの場所であり、現日夏里館二階で多彩な活動が繰り広げられ、多くの写真も残っています。


 ところで、この部屋の部分は、昭和10年この建物が完成したときは、部屋でなく、手摺りがあるオープンな広間になっていて、二方に大きな窓があり陽光が注ぎ込むるサンルームになってました。この階段室は、ブールの天井が印象的な明るい空間でした。拡張して事務室を作ったため階段はやや暗くなっていますが、事務室は実に暖かいサンルームそのものです。
 平成9年南地区公民館が完成し、平成11年日夏公民館は廃止されますが、日夏町民会館として活用されていきます。平成22年から「日夏里館」と呼ぶようになりますが、この活動は現在も日夏里館に引き継がれています。


 日夏里館で木曜日に開催されている木曜ハウス(宅老所)には、多くの方が参加されています。11月6日には城陽幼稚園のことも達が来てくれました。

 また、11月15日には寺村老人会のお宝市が開かれます。







Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 21:49 Comments( 0 ) 建物内部 日夏木曜ハウス 日夏里館

2014年11月03日

日夏里館の下駄箱も79年

日夏里館一階の耐震改修が完了したので、少しずつ掃除をしています。
南の入口の階段室に置かれている下駄箱廻りも掃除しました。


下駄箱は、昭和10年(1935)当初から据え付けられていたと考えられます。
下駄箱のマスは、4コマ×8段のものが2つ、5コマ×8段のものが1つで、104コマあります。
正面の大きな下駄箱の裏には、修理のために墨書のある板2枚が打ち付けられていました。


本来一枚のものが三分され、その内二枚分とみられます。
復元すると
  [    ]流防止
    [  ]恥國の恥
その下に「彦根警察署/日夏村役場」
上三分の一に当たる[  ]部分は残っていません。
昭和10年から昭和25年の間に書かれたことは明らかですが、戦前なのでしょうか、戦後なのでしょうか?

この下駄箱も村役場の建物とともに79年の歳月を経てきていることに感心し、愛着がわいてきます。これも大切にして行こう。
でも、笑われそうですね。

日夏里館一階ホール床は、専門のピュア クリーンさんにワックス掛けしていただいてピカピカです。
村役場事務室廻りの廊下も、道具類も撤去してきれいになりました。



旧日夏村役場事務室は、当分隠れ家にしようかな・・・。


タグ :日夏里館


Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 21:23 Comments( 0 ) 建物内部
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。