曳山「日夏山」の額発見
日夏里館の表に設置しています曳山「日夏山」は、戦後復興期の彦根の曳山の遺品として唯一のものです。
日夏町に払い下げられ、昭和29年4月に「日夏山」として巡行したことが知られています。また、昭和30年3月日夏小学校80周年記念にも活用されています。この曳山の額が残っていること確認できました。
日夏商工会の最後の役をしておられた若林貞男さん(湖東無線)が残しておられたものです。

額は2面あり、小さい方は縦20.4㎝、横50.2㎝の大きさで、独特の書体で「日夏山」と書かれています。曳山正面の唐破風の下に取り付けられていたもので、昭和30年の写真にも写っています。


もう一面の額は縦43.8㎝、横68㎝の大きさで、曳山真ん中に掲げられていたことが、昭和29年の写真から確認できます。表具に傷みがあり、日夏山と書いた書は残っていませんでしたので、将来修復が必要です。


ともかくも、約60年も前の曳山の額が残されていたことは幸いです。
日夏山の再生を何とかしたいものだと思います。
できれば、知恵や力をお貸しいただければ幸いです。
日夏町に払い下げられ、昭和29年4月に「日夏山」として巡行したことが知られています。また、昭和30年3月日夏小学校80周年記念にも活用されています。この曳山の額が残っていること確認できました。
日夏商工会の最後の役をしておられた若林貞男さん(湖東無線)が残しておられたものです。
額は2面あり、小さい方は縦20.4㎝、横50.2㎝の大きさで、独特の書体で「日夏山」と書かれています。曳山正面の唐破風の下に取り付けられていたもので、昭和30年の写真にも写っています。

もう一面の額は縦43.8㎝、横68㎝の大きさで、曳山真ん中に掲げられていたことが、昭和29年の写真から確認できます。表具に傷みがあり、日夏山と書いた書は残っていませんでしたので、将来修復が必要です。

ともかくも、約60年も前の曳山の額が残されていたことは幸いです。
日夏山の再生を何とかしたいものだと思います。
できれば、知恵や力をお貸しいただければ幸いです。
タグ :曳山
農業組合の遺品
1月19日(土)の10時30分から妙楽寺農業協同組合の総会がありましたので出席しました。

一年間の活動報告を見ると毎月いくつもの行事や報告等がなされていることが確認できます。組合員数は39戸、凡そ年齢順に組合長を担当してきていますが、2、3年で若年化し、組合長経験者に再度廻す必要がありそうとのこと。
また、共同作業場に米搗き機や臼摺り機が置かれて使用されてきましたが、使用が少なくなり、動力の電気代等も負担が多いため1月に止め、今回の総会で機会等の処分が決定されたのです。
総会の最後は、質素ながらみんなで会食でした。
20日の今日、昼前に作業場の前を通りかけたところ、開いていたので写真を撮っておきたいと立ち寄りました。

臼摺り機はもう引き取られていました。若干残っていた物もあり、枡と誘蛾灯の皿、コメの検査場の看板がありました。

処分するとのことでありましたので、とりあえず譲り受け残すことにしました。いずれ機会を見て紹介したいと思います。
急展開にびっくりと言ったところでした。

偶然前を通ることがなかったら残すことはできなかったでしょう。いつまで残すことが出来るかは分かりませんが、歴史の証拠、遺物が残るとはこなんことかと。ささやかな想いと偶然の産物であることが見て取れます。残っている歴史の資料を大切にしたい所以です。
一年間の活動報告を見ると毎月いくつもの行事や報告等がなされていることが確認できます。組合員数は39戸、凡そ年齢順に組合長を担当してきていますが、2、3年で若年化し、組合長経験者に再度廻す必要がありそうとのこと。
また、共同作業場に米搗き機や臼摺り機が置かれて使用されてきましたが、使用が少なくなり、動力の電気代等も負担が多いため1月に止め、今回の総会で機会等の処分が決定されたのです。
総会の最後は、質素ながらみんなで会食でした。
20日の今日、昼前に作業場の前を通りかけたところ、開いていたので写真を撮っておきたいと立ち寄りました。
臼摺り機はもう引き取られていました。若干残っていた物もあり、枡と誘蛾灯の皿、コメの検査場の看板がありました。
処分するとのことでありましたので、とりあえず譲り受け残すことにしました。いずれ機会を見て紹介したいと思います。
急展開にびっくりと言ったところでした。
偶然前を通ることがなかったら残すことはできなかったでしょう。いつまで残すことが出来るかは分かりませんが、歴史の証拠、遺物が残るとはこなんことかと。ささやかな想いと偶然の産物であることが見て取れます。残っている歴史の資料を大切にしたい所以です。
日夏里館は見違えるようです。
日夏里館は見違えるようになっています。
昨日は改修の最終打合せ。
石井和浩氏も来られて、登録文化財のプレートの位置等の確認を行いました。。
今日は2階の窓の建具の取り付けや建物外周廻りの点検補修が進められました。窓の建具は、もう少し調整等を18日に実施予定とのこと。
今日の日夏里館の写真を御届けします。


南側と東側はこんな感じ。


今日の午後は農談会で、JA南支店から説明に来られました。小規模農家をやめさせるための国の政策が追求する大規模化だけでなく、零細兼業農家が景観保全のために持ち出し覚悟で続けていることを大切にすべきかと思います。少なくなった農家戸数を見るに付け、やはりおかしい。
今日の荒神山もきれいでした。

昨日は改修の最終打合せ。
石井和浩氏も来られて、登録文化財のプレートの位置等の確認を行いました。。
今日は2階の窓の建具の取り付けや建物外周廻りの点検補修が進められました。窓の建具は、もう少し調整等を18日に実施予定とのこと。
今日の日夏里館の写真を御届けします。
南側と東側はこんな感じ。
今日の午後は農談会で、JA南支店から説明に来られました。小規模農家をやめさせるための国の政策が追求する大規模化だけでなく、零細兼業農家が景観保全のために持ち出し覚悟で続けていることを大切にすべきかと思います。少なくなった農家戸数を見るに付け、やはりおかしい。
今日の荒神山もきれいでした。
日夏里館だより 第7号
2014年の新年、明けましておめでとうございます。

今日の日夏里館玄関です。
改修中ですが、お陰できれいになりました。
今年もご愛読いただければ幸いです。
1月1日発行の日夏里館だより 第7号 を投稿します。




今日の伊吹山きれいでした。

今日の日夏里館玄関です。
改修中ですが、お陰できれいになりました。
今年もご愛読いただければ幸いです。
1月1日発行の日夏里館だより 第7号 を投稿します。




今日の伊吹山きれいでした。
日夏里館改修の今
これまでのご支援に感謝しながら、日夏里館改修の今を報告したいと思います。
ところで、旧日夏村役場・産業組合合同庁舎である日夏里館の建物、この建物の保存に取り組むようになったのは2009年(平成21年)4月からです。
「日夏里館(ひかりかん)」と呼ぶようになったのは、2010年(平成22年)5月からです。
湖東定住自立圏地域創造事業「ヴォーリズ建築旧日夏村役場再発見事業」を進めることになったのは2011年度で、この事業によっる建物調査報告書の発刊と報告会を開催できたのは、2012年3月17日でした。
それから一年、2013年3月29日、この建物の歴史的意義を認めていただき国の登録文化財となりました。多くの方々のご支援とご協力の賜であり、それはこの建物を建ててくれた地域の先祖の営為があってからのことです。地域の先祖の営為の歴史に敬意を表し、建物とともにその歴史を伝えていきたいと思うのは私のみではないと思います。
ともかく、この建物を長く保存していくためには、外装の改修と耐震補強が不可欠です。これの推進は容易ではありませんが、ヴォーリズ建築を深く愛され保存に尽力されている石井和浩氏の協力を得て、2013年度から2015年度にかけて推進することになりました。
2013年度は風雨に堪えないため外装の改修を中心とし、11月1日から足場を設置して改修を開始しました。そして、12月28日雪の降る中ですが、足場の解体が行われ、漸く改修の様子を広く見ていただけるようになりました。
12月31日の改修の現状を御届けします。



今後、西側と南側の2階の窓の建具を取り付けていただくことになっています。
この建物が、多くの方々に愛されていくことを切望してやみません。
日夏里館の保存はまだまだです。しかし、2014年の新年を迎え、この建物をとおして地域と地域の先祖の歴史を振り返り、互いに理解を深め、着実な日夏のまちづくりが進められることを期待したいと思います。
2014.1.1
ところで、旧日夏村役場・産業組合合同庁舎である日夏里館の建物、この建物の保存に取り組むようになったのは2009年(平成21年)4月からです。
「日夏里館(ひかりかん)」と呼ぶようになったのは、2010年(平成22年)5月からです。
湖東定住自立圏地域創造事業「ヴォーリズ建築旧日夏村役場再発見事業」を進めることになったのは2011年度で、この事業によっる建物調査報告書の発刊と報告会を開催できたのは、2012年3月17日でした。
それから一年、2013年3月29日、この建物の歴史的意義を認めていただき国の登録文化財となりました。多くの方々のご支援とご協力の賜であり、それはこの建物を建ててくれた地域の先祖の営為があってからのことです。地域の先祖の営為の歴史に敬意を表し、建物とともにその歴史を伝えていきたいと思うのは私のみではないと思います。
ともかく、この建物を長く保存していくためには、外装の改修と耐震補強が不可欠です。これの推進は容易ではありませんが、ヴォーリズ建築を深く愛され保存に尽力されている石井和浩氏の協力を得て、2013年度から2015年度にかけて推進することになりました。
2013年度は風雨に堪えないため外装の改修を中心とし、11月1日から足場を設置して改修を開始しました。そして、12月28日雪の降る中ですが、足場の解体が行われ、漸く改修の様子を広く見ていただけるようになりました。
12月31日の改修の現状を御届けします。
今後、西側と南側の2階の窓の建具を取り付けていただくことになっています。
この建物が、多くの方々に愛されていくことを切望してやみません。
日夏里館の保存はまだまだです。しかし、2014年の新年を迎え、この建物をとおして地域と地域の先祖の歴史を振り返り、互いに理解を深め、着実な日夏のまちづくりが進められることを期待したいと思います。
2014.1.1