2018年11月29日

近江地元学研修 グループ発表会

 11月27日には、採用2年目の滋賀県職員の「近江地元学研修」グループ発表会が県庁新館7階大会議室で開かれたので、参加させていただきました。
 Kグループ10名の方が日夏里館にお見えになったのは10月5日のことでした。日夏里館の紹介をし、泉エコーくらぶの活動そして日夏の景観を見ていただきました。県職のみなさんが見学レーポートを書くことは容易と思いますが、少しお願いしました。それは、話し合いの中で、地域や日夏里館には矛盾がいっぱいでどうすればいいのか、右往左往、四苦八苦しているのが実際ですので、グループで日夏里館の活用について提案いただきたいとお願いしました。
 27日の発表のバックは明るい雰囲気で、タイトルは「ブラヒナツ ~日夏とヴォーリズ建築とのおそるべき関係とは~」のタイトルで発表いただきました。その最後に、日夏里館の活用についての3つの提案をいただきました。それは次のとおりでした。

日夏里館の活用について①
【案1】 地域住民視点の利活用
◎子どものたまり場としての活用
・子どもが居たくなるような環境づくり
 ⇒(例)ボードゲーム、映画、駄菓子、ワークショップなど
・学童や習いごとのをする場としての活用
 ⇒地域の人をボランティアに?

日夏里館の活用について②
【案2】 地域おこしの拠点化
・ターゲットを明確にした上で、外部の人に来てもらえるような企画をつくる。
 ⇒ヴォーリズ建築を活かしたワークショップ
  生花やまちに湧く水、まちに残る遺産を活かしたアート作品の展示・バザーなど

日夏里館の活用について③
【案3】 利用範囲の拡大
○「公共」でない使い方ができないか?
 ⇒(例)個人的な目的でも使える。
  時間的制約がない。
  誰でも使ってもらえる。
  営利目的でも使える。

悩み続けて10年目になりますが、3つの提案ありがとうございました。
県職のみなさんにお役に立ったのかはわかりませんが、うまくいっているわけでわなく、課題だらけの日夏里館の現実がお役に立ったら幸いです。
Kグループのみなさんありがとうございました。
今後のご活躍を祈念いたします。
他の地域はまとまって町づくりに取り組んでおられ恥ずかしく思いましたが、地域の現実は享受するしかなく、その上でできることをやるしかないように思います。
ともかくも、やり続けることかな?




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 19:36 Comments( 0 ) 活動メモ

2018年11月26日

日夏里館10周年記念に

どうしたらよいのかも分からずに始めた日夏里館の保存、はじめて10年目になります。その記念に日夏里館裏手の駐車場の舗装をお願いしました。


11月24日の朝8時頃から作業が始まり、夕方には終了しました。
裏手にも安心して車を止めていただけるようになりました。
できれば、白線を引くことも必要かな。


25日も晴れで、荒神山公園第4駐車場横の妙楽寺山の山仕事でした。OMBKおうみ木質バイオマス利用研究会の影で倒木の整理を進めています。
今日、月曜日の午前中は月カフェひかり。
12月3日の午後は「あったカフェ」第3回目です。昼に焼き芋づくりをして提供する予定です。
12月11日午後1時からは日夏村役場事務室談話会です。
興味のある方はお越し下さい。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 20:22 Comments( 0 ) 建物外観 活動メモ

2018年11月18日

地域の歴史資料を地域に残そう!

 「11月10日の彦根新聞には気になる記事が掲載されていました。特に、地域の人々の活動記録が、地域で保存されなくなっていることに危機感を持つべきように思われます。関係機関、関係者が真摯に対応すべきように思われます。」と11月11日のブログの端に書き込んだのですが、何のことか判らないと思われたことでしょう。
それは、「高宮の旧小堀商店 解体危機」の記事のことです。彦根市内でなく愛荘町歴史民俗資料館に資料が寄贈されたとのことについてです。

 小堀家は、高宮で麻布商を営んでいて、周辺地域との取引の記録 帳簿等が寄贈されたようです。そこには、高宮や日夏を含む周辺地域との関係を示す史料であったと思われます。
 中山道沿いの現地立っている建物は、空き家バンクに登録予定とのことで、建物の利用を働きかけれており、活用を期待しているとのことですので、保存活用が模索されており、現地での今後の保存活用に期待したいと思います。
 ところで、歴史資料について何故直接活動の舞台でない愛荘町の施設に収蔵されるのか? 地域の人々の営み・営為=歴史、その証人としての歴史資料、それはその地域にあってこそ意義深いものであるはずです。地域の人々にとっても、各博物館や地域の資料館、研究する人々(研究者)においても同じで、史料の減での保存こそがあるべき姿であることは、言うまでも無いことです。それにもかかわらず、どうして愛荘町の資料館に収蔵されることになったのが、その経緯は知る由もないですが、資料保存の基本を理解し、関係機関・関係者が協力して努力することこそが必要と思われます。
 彦根市には、彦根城博物館と彦根市教育委員会には歴史資料室、文化財部文化財保護課まであります。彦根市には井伊家関係史料しか必要なく、その保存しか行わないとすれば、彦根の地域の歴史資料の散逸と流出をしてしまい、幅広い地域の人々の歴史を粗末にし、歴史を曲げてしまいかねないように思われます。
 今回の経緯を明らかにし、関係機関が協力して地域の資料を地域で保存していけるように努力することこそ必要でないかと思われます。彦根市は文化財や歴史資料関係者の陣容は県下でもトップと思われ、それにふさわしい取り組み、将来に禍根を残さない取り組みを望みたいと思います。
 年寄りの浅薄な思いを許されたい。



Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 20:33 Comments( 0 ) メモ

2018年11月11日

秋 報恩講・・・

 日夏里館のある地元日夏町妙楽寺の西福寺で11月9日から11日に懸けて報恩講が勤められました。10月27日の報恩講打合会、直接の準備は7日の華束づくりに始まり、11日午後の反省会までです。

3日間の日程は次のとおりでした。
  9日 逮夜   14時 正信偈・法話
     初夜   19時 正信偈・ご伝鈔・法話
 10日 お講    9時 正信偈・おとき(お講汁)
     大逮夜  14時 正信偈・法話 ☆
     初夜   19時 正信偈・ご伝鈔・法話 ☆
11日 晨朝    7時 正信偈
     萬日中   9時 阿弥陀経・法話 ☆
     おさらい 10時半 正信偈・おとき(ぜんざい)

 ☆印の法話は、漢見覚恵師でした。10日の大逮夜と初夜の法話は、カトマンズ本願寺のソナム氏が、北九州出身の故向坊弘道氏と出会い念仏の道に導かれて浄土真宗を学び、浄土真宗本願寺派の僧籍を取得し、カトマンズ本願寺が開かれた経緯等を紹介された。また、11日の萬日中の法話では、在宅見取りをされている体験から話をされた。興味深いお話でした。

 16時に反省会が終わり、ようやく来年度の水田の土づくり資材散布をし、水田の耕転の準備をしました。終わったのは17時30分頃になってしまいました。水田の耕作をするのは4軒になってしまい、自分事として考えられることはほとんど無いように思われます。
 ところで、11月10日の彦根新聞には気になる記事が掲載されていました。特に、地域の人々の活動記録が、地域で保存されなくなっていることに危機感を持つべきように思われます。関係機関、関係者が真摯に対応すべきように思われます。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 21:08 Comments( 0 ) 日夏の歳時記 メモ

2018年11月04日

一粒の会の20周年

 昨11月3日は上天気で、ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会の20周年を祝う「20thフェスティバルin旧八幡郵便局」が 開かれた。ご案内をいただいたので参加させていただいた。


ホールで、橋会長による「一粒の会のあゆみ」が紹介された。
 1994年11月、ヴォーリズ委員会第1回ヴォーリズシンポジウム「兄弟(ひと)をつくり都市(まち)をつくる」から、1997年10月第3回ヴォーリズシンポジウム「精神は永遠に」の後、1997年10月有志6人で活動を開始し、1998年7月旧八幡郵便局保存再生運動「一粒の会」が発足した。その後今日までの活動が紹介され、参加者からエピソードなども紹介された。会活動をリードされた石井和浩氏(2015年12月27日逝去)が居られないことが残念であるが、顧問をされている山形政昭氏も参加され、コメントをされていた。活動は引き継がれていることを実感した。中庭で豚汁・カレーをはじめ飲み物や食べ物が用意され、楽しくいただくことが出来た。

 日夏里館は、もう直ぐ10年が経過するが、「一粒の会」のような活動できる人と組織がない。課題を痛感する。
 今日4日午前には小雨が降ったが、妙楽寺自治会の文化祭。日夏里館で焼き芋大会が出来るように焼き芋焼き機を作って貰ったので、今日は試運転。文化祭に焼き芋を焼いて提供することにしました。教えていただいたように木炭を下に入れて火を点け、網を置いて石を敷き、銀紙に包んだサツマイモを其の上に並べて蓋をし、途中一度ひっくり返し、約45分ほどで焼き上がった。焼き具合はまずまずでホッとしました。

日夏里館では12月3日、あったカフェに提供する予定です。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 20:26 Comments( 0 ) 活動メモ 各地の取り組み
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。