2018年11月04日

一粒の会の20周年

 昨11月3日は上天気で、ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会の20周年を祝う「20thフェスティバルin旧八幡郵便局」が 開かれた。ご案内をいただいたので参加させていただいた。


ホールで、橋会長による「一粒の会のあゆみ」が紹介された。
 1994年11月、ヴォーリズ委員会第1回ヴォーリズシンポジウム「兄弟(ひと)をつくり都市(まち)をつくる」から、1997年10月第3回ヴォーリズシンポジウム「精神は永遠に」の後、1997年10月有志6人で活動を開始し、1998年7月旧八幡郵便局保存再生運動「一粒の会」が発足した。その後今日までの活動が紹介され、参加者からエピソードなども紹介された。会活動をリードされた石井和浩氏(2015年12月27日逝去)が居られないことが残念であるが、顧問をされている山形政昭氏も参加され、コメントをされていた。活動は引き継がれていることを実感した。中庭で豚汁・カレーをはじめ飲み物や食べ物が用意され、楽しくいただくことが出来た。

 日夏里館は、もう直ぐ10年が経過するが、「一粒の会」のような活動できる人と組織がない。課題を痛感する。
 今日4日午前には小雨が降ったが、妙楽寺自治会の文化祭。日夏里館で焼き芋大会が出来るように焼き芋焼き機を作って貰ったので、今日は試運転。文化祭に焼き芋を焼いて提供することにしました。教えていただいたように木炭を下に入れて火を点け、網を置いて石を敷き、銀紙に包んだサツマイモを其の上に並べて蓋をし、途中一度ひっくり返し、約45分ほどで焼き上がった。焼き具合はまずまずでホッとしました。

日夏里館では12月3日、あったカフェに提供する予定です。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 20:26 Comments( 0 ) 活動メモ 各地の取り組み

2018年10月21日

改修された旧愛知郡役所

 今朝の新聞で、旧愛知郡役所の保存工事が完了し、20日に完成式典があり、今日21日から町民向けの内覧を兼ねてパネル展示をしていることが掲載されていた。このため、立ち寄ってみた。


 曳家工事により鉄筋コンクリートのベタ基礎とし、主屋は鉄骨により補強されて、きれいに改修されていた。施設の活用策は町長交代で、再検討されるとのことであるが、愛荘町指定有形文化財となっていおり、改修が進められた。有村町長は「まちづくりの拠点として、町民とともに考え、活用していきたい」と話されたようだ。今後を期待したい。

 ところで、昨日は、日夏里館2階の旧公民館事務室の掃除をし、日夏里館裏手の花壇を除去するようにした。

一人で草取り等の管理に堪えない。日夏里館保存に協力いただければ幸いです。





Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 20:58 Comments( 0 ) 各地の取り組み

2017年09月12日

延寿寺 多彩な取り組み

今日9月12日は、月に一度の日夏村役場事務室談話会。


今回の話題提供は、延寿禅寺住職の横井元昌さん。
「多くの人々が心の安らぎを求めて訪れる延寿禅寺に」と題して、多数の写真を交えてお話しいただきました。

延寿寺は、荒神山南側山裾にある臨済宗永源寺派の禅寺で、古くは大きな寺院だったようで、元天台宗の寺院とのこと。

 寺伝によると、創建は今を去る千二百年の昔、天平勝宝749年聖武天皇が東大寺大仏を建立せられるにあたり、僧行基によって四十九院を建立された四天王格の寺院でした。
創建当時は、荒神山奥の院(今の荒神山神社)を奥の院として湖東平野、愛知犬上両郡に四十九院の寺院があったと伝えられています。
 平安時代になりますと、天台宗が隆盛を極め、境内の上には宝塔、諸堂伽藍がならび、山麓には十坊が甍をつらねていました。十坊とは、福泉坊・西行坊・来徳坊・来福坊・善徳坊・善満坊・覚前坊・千日坊・福蔵坊・実蔵坊であり、他境内には静林寺があり、現在でも、蓮池・南大門・北大門等の地名が残っており、当時は広大であったことがうかがわれます。
 元亀、天正の頃(1580年)織田信長の兵火にあい、お堂がことごとく消亡し、わずかに本尊観世音菩薩の尊像一体が火焔の中より出現されて、一僧が背負って荒神山の宮殿に運び込んだと記してあります。それが、鎌倉時代の十一面観音坐像(彦根市指定文化財)とのこと。
 建物の焼失後四十数年を経て、山麓の人たちがこの寺の廃亡をなげき、菩薩の尊像を迎えて再興をはかり、永源寺八十一世如雪文岩禅師を迎え、禅刹として復興しました。禅師の弟子拙心正千禅師が住山せられるや、遠近の人々の帰依が多く、ならびに井伊家、家老中川琳庵等の外護により、本堂以下諸堂伽藍建立なりり法灯が再び栄え、三百年を経て現在に至っているとのこです。

 檀家は40軒、稲里・甲崎・田原・出路・彦富に広がっていて、再興時地域の有力者だったと考えられます。
 寺では4月上旬のライトアップ、8月16日の万灯会、11月17日~30日の紅葉ライトアップ、12月31日の除夜の鐘付き放題を開催し、禅寺体験では、座禅会・写経会・小坊主体験、人々の交流の場としてお茶会・落語会・俳句会・南京玉すだれ・大正琴コンサート等を開催し、「ひこねまちかふぇプロジェクト」にも参加されているとのこと。
 宗派を越えて、「お寺は人の集いの場であり、心の通うコミュニティをつくる場にしていきたい。」と考えておられるようです。
 荒神山を取り巻く重要拠点の一つとして、連携を深めていきたいと思いました。モミジも多く、秋のライトアップに行ってみたい。
                   (延寿寺のホームページを参照しました。)




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 18:20 Comments( 0 ) 活動メモ 各地の取り組み

2015年11月24日

ちょっと野洲へ 寄り道

昨日もブログが入れられなくて反省。
今回は、少し道草。
実は、昨日は久しぶりに野洲へ出かけました。


本命は、『モリス』10月号巻頭にも紹介されていた竹工芸作家「杉田静山作品展」の最終日で、素晴らしい作品に出会いに銅鐸博物館へ行きました。
また、野洲の紅葉を見てきました。
妙光寺の御池の横から奥に入ると東光寺があり、線刻の不動尊の磨崖仏があります。
少し遅かったかも知れませんが、今年の紅葉はどうでしょうか。

参道を振り返ると、三上山が木々の間から見えました。
参道の横には、古墳の巨大な石室もあるのですが、あまり知られていないのではないでしょうか。


また、兵主大社で「兵主マルシェ」が開かれていました。
ゆりかご水田のお米で作った純米吟醸酒「月夜のゆりかご」も並んでいました。
日夏里館(ひかりかん)の裏手の自噴水「日夏里館水」と日夏産日本晴で日本酒を作れば、美味しいお酒ができるのではないかと思わずにはおれませんでした。
酒の名前も検討しようかな!




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 20:34 Comments( 0 ) 各地の取り組み

2015年10月27日

ヴォーリズ今津郵便局の会との交流

今津の取り組みは素晴らしく、羨ましかった。

10月25日の午後、2015年の滋賀ヴォーリズネットワーク交流会が旧今津郵便局で開催されたので参加ました。

13:30今津ヴォーリズ資料館集合で、ヴォーリズ通りの3棟のヴォーリズ建築を見学し、14:30から旧今津郵便局内で交流会でした。

今津ヴォーリズ資料館は、大正12年(1923)百卅三銀行今津支店として建設され、昭和8年10月から滋賀銀行今津支店となり、昭和53年11月まで使用された。昭和54年11~平成13年11月まで今津図書館として使用され、後耐震強化して資料館として使用されるようになったとのこと。

日本基督教団今津教会は、昭和9年(1934)礼拝堂としての今津基督教会館が建立された。平成24年1月今津幼稚園の園舎でもある教会堂の耐震工事が完了したとのことで、上森牧師から丁寧な説明を受けました。



旧今津郵便局は、昭和11年(1936)建築され、1階は郵便業務用カウンター、集配室、事務室が設けられ、2階には広い電話交換室や会議室、局長室などがある。コンパクトな階段、合理的な物入れの設置などよく残っているので感心しました。


ヴォーリズ今津郵便局の会は、平成25年12月に発足しがッ発名活動をされていて、羨まし思いました。会員は130人もおられ、建物補修グループ、活用グループ、広報グループで活動されているとのこと。会長の大石氏や会員の本田氏から説明をうけ、参加された会員の方思いなども思いを聞けて有意義でした。

「ヴォーリズ通り」の名前を付けて、三つのヴォーリズ建築を活かしていく努力が積み重ねられていたこと、旧郵便局所有者に理解があり、よき指導者がいて、それに応えて協力する地域の人々がいて、行政関係者の協力もあることなど・・・

昼食は資料館でヴォーリズカレーいただいて腹を膨らし、交流会でケーキやコーヒーなどをいただき、学ぶことが多い半日でしたが、せっかくですので琵琶湖一周して帰りました。
また、ゆっくり来てみたい。
なお、来年の交流会は、堅田教会で開催されるとのことです。
心待ちにしたいと思います。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 20:47 Comments( 0 ) 活動メモ 各地の取り組み
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。