2010年03月27日

ブログを始めて6ヶ月・・・

 日夏ヴォーリズ建築の会のブロクを始めて6ヶ月になります。
 日夏村役場と産業組合の合同庁舎である日夏のヴォーリズ建築を残していくために、始めたブログでした。

 ちょっと逆光ですが、朝鮮人街道沿いの今朝の様子です。


裏側が東側なので、光が降り注いでいました。



 全く何も分らずに始めたブログでした。素人の半年でした。未だに十分分らずにやっているのも実状です。

 こんなブログを始めたいきさつの一端は、そろそろ語っておくべきかと思います。

 それは、この建物がこのままでは残らないことが明らかになったことにあります。
 この建物が建っている土地を、日夏町自治会としては購入しない方向が出され、そのままではこの建物が壊され、分譲宅地にされてしまうことが分ったことにあります。
 そのままでは、地域の子どもたちに、日夏の人々の輝かしい営為を伝えられない。そこで、どこまでできるか分らないものの、必死になって始めたことに出発があります。

 地域の文化遺産は、まず地域の人々が大切にし、守っていく努力をしなくては、残せるものも残らない。
 そして、タイミングを逸すると取り返しがつかないことになってしまう、そんなことを見てきた人は多いのではないでしょうか。
 そんな取り返しがつかないことにあたっては、よほど慎重に、十分議論するべきことと思います。

 こんなささやかな取り組みが、地域の心ある人々に指示され、また、滋賀の心ある人々に知っていただきたく始めたことでした。はずかしながら、ホームぺージが作れないため、始めたことでもありました。
 
 幸いに、この建物は、現在地域のサークル、詩吟、俳句や日夏歴史研究会の活動の場などとして活用され続けています。
日夏町自治会活動の場としても利用されています。
 また、地域の高齢者の憩いの場となるよう、ボランティアによる「日夏木曜ハウス」も始まりました。
 4月22日から、カフェも開かれる予定になりました。
 また、地域の人々の憩いの場やギャラリーとしての活用できる空間も一階に設定することになっています。更に、農協の大きな金庫には、日夏村の人々の営みを示してくれる「日夏村役場文書」を収納保存していくことになっています。

 こんな取り組みが、地域の自信と誇りを取り戻し、今後のまちづくりに役立っていくことを強く願っているところです。
 建物はぼろぼろです。これから本当に保存改修をしていくことは容易ではありません。そんな建物ですが、子どもたちが、この建物を通して、地域の先祖を知り、地域の先祖の営みに尊敬の念をもっことができれば、幸いです。
ただ、少なくとも今の私達が尊敬の念をもてないようでは成り立たないことは、再確認しておきたいと思います。

 つたないブログですが、今後ともご愛読いただければ幸いです。
 できれば、心ある方々に紹介いただければ幸いです。

 半年目の思いは、実は複雑です。・・・・・


Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 23:59 Comments( 2 ) 活動メモ
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。