2011年10月17日

まちづくりは継承すること

 10月15日午前、南地区公民館で「ぐる~っと荒神山 まちづくりシンポジウム」があった。残念ながら、会場へ行くことができなかったため、テープで聞かせていただいた。

まちづくりは継承すること

 基調講演は、滋賀県立大学の鵜飼修氏。鵜飼氏のテーマは「大学、学生との連携によるまちづくり」でした。
 鵜飼氏の講演の中では氏の各地での取り組み、特色ある県立大学の紹介がなされたが、次のような言葉が気にかかった。

「まちづくりは継承すること。」
「本質を見極め未来につなぐ。」

 何を継承するのかについては、地域を知ることが大切で、多面的に地域を見ることが大切で、地域診断法の紹介があった。
 地域資源の活用が大切で、長いスパンで活動を継続することが大切とのこと。

 地域の課題をビジネスとして解決するコミュニティ・ビジネスが大切であること。そこでは、やっている人が活き活きしている。ex.徳島県上勝町の葉っぱビジネスの紹介もあったが。

 眠っている資源を再評価し、活用できる資源とし、漠然としている問題・課題を洗い出し、抽出された問題・課題からテーマを選び、黙っている人材に動機付け、意欲ある人材、使命感を持った人育て、コミュニティ・ビジネスを進める。そのためには、様々な働きかけが必要とのこと。

 ところで、昔のビジネスは、地域のため、社会のためであった。

 この集落の大事なものは何かを学び考えることを話された。

 日夏で大切なものは何か、継承すべきものは何か問うていきたいものです。その中に、自治の中心として日夏の人々が精力を傾けて建設した旧日夏村役場(現日夏里館)が加えられるならば、そんな嬉しいことはないのだが。



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Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 23:25│Comments(2)メモ
この記事へのコメント
「ぐる~っと荒神山 まちづくりシンポジウム」は荒神山周辺地域に住む者にとって、ためになるシンポジウムでしたね。
今年も彦根中心部は「ゆるキャラまつりin彦根 ~キグるミさみっと2011~」、「小江戸彦根の城まつりパレード」と大盛況だった様子。
荒神山周辺の静かな自然環境を残しながらも、彦根市の周遊観光拠点の一つになり少しでも賑やか面を兼ね備えた地域になればいいですね。
まちづくりは継承すること、次世代に継承するための仕組みを構築すること・・・、いろいろ大切なことを学びましたね。
荒神山は日夏町にとっても地元、日夏を中心としたまちづくりをがんばってください。
Posted by 第1委員会 at 2011年11月08日 01:27
第1委員会さま、コメントありがとうございます。
11月23日10時からは日夏里館フェスタで「荒神山周辺の仏像」講演会を日夏歴史研究会が中心になり開催します。荒神山の千手寺からの企画が生まれたものですが、幅広く荒神山周辺の仏教文化を考える機会になれば幸いです。参加費無料。どなたでも参加いただけます。是非、第1委員会からも参加いただければ幸いです。
Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会日夏ヴォーリズ建築の会 at 2011年11月09日 19:55
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。