2011年03月15日

豊郷小学校の保存に学びたい!

 ヴォーリズ建築で知られる豊郷小学校の昨秋の風景です。



 この小学校をめぐって建物を破壊して新しい校舎を建てようとした人びとと、由緒ある建物、愛着のある校舎の保存を推進しようとした人びととがいて、多くの確執があったことは広く知られています。
 そして、色々なやりとりが広く知られたその結果、現在のように校舎は保存され、地域の活性化に大きく寄与していることは、多くの人びとに認められているところです。

 この経過にはまだまだ学ぶべきことが多いように思えます。

 実は、3月15日号の広報に折り込んで、こんな『日夏町自治会報』No.41 2011.3.5発行が届きました。



 


 この建物建設のために、日夏の人びとが勢力を傾けて建設した旧日夏村役場(ヴォーリズ建築で唯一の村役場か)が破壊されようとしたことになるのです。

 何かやりきれないものを感じるのは、私のみでしょうか?

 それも建物の計画図面についてすら広く町民の意見を聞くこともなく、A社に発注することが決定されたとか。
 
 ヴォーリズさんがこの図面を見られたら、どのように思われるだろうか?

 また、この建物建設等をめぐって一部自治会が日夏町自治会から脱退を表明していることが、No.42自治会報(No.41と共に配布)に記され、A3 5ページに亘って自治会長の弁明が記されています。

 日夏の先祖が聞いたらどう思われるでしょうか?
 これまでの日夏の歴史の中で、大変な事態だ!!

 各地でまちづくりに取り組まれている昨今、これからの日夏町がまとまってまちづくりができることを、最優先に考えるべきだと思います。

 この建物を今建てることが自治会の最優先課題と言えないのではないでしょうか。

 旧日夏村役場建物の放棄以後の動きには、不可解なことが多い。
 取り返しのつかない事態とならないよう、地域のリーダーと構成員各位に切望したい。

 豊郷小学校の保存への経過と日夏の歴史に真剣に学ぶべきことは多いように思う。

 ブログにこんな投稿をすることは如何なものかとも思う。
 しかし、ちょっと一言のつぶやきをお許し願いたい。・・・・





Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 21:00 Comments( 2 ) ヴォーリズ建築
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。