2013年07月22日

理想の住宅 堀端のヴォーリズ建築

8月3日・4日、日夏里館で開催します「ヴォーリズさんの設計室展」と関係深い建物が、彦根城の堀端にあります。
ひこね市民活動センターとして利用されていています。
7月16日、彦根市教育委員会文化財課の北川さんにお願いして、見学させていただきました。


彦根高等商業(現滋賀大学経済学部)の外国人教員住宅として大正13年(1924)ズ建築事務所により設計され、12月10日に竣工したと言います。
約4間四方、二階建てで、ヴォーリズさんの小住宅建築の典型のような建物です。
今回の展覧会のモデルとも言うべき建物です。

ヴォーリズさんは、『吾家の設計』(大正12年6月刊行)、『吾家の設備』(大正13年7月刊行)を刊行しています。
今回の展覧会のベースともなる建物です。


一階の暖炉の上にはヴォーリズ建築についての資料が展示されていました。

階段もコンパクトです。

二階の暖炉

二階に浴室があり、一階の入口近くの部屋には、裏面からも開く戸棚が設けられていました。

展示会の内容と比較いただくと参考になることと思います。

この日の夕焼けきれいでした。









Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 22:16 Comments( 0 ) ヴォーリズ建築

2013年07月15日

『ヴォーリズさんの設計室展』 リーフレット

8月3日・4日 10:00~18:00に
日夏里館で開催する『ヴォーリズさんの設計室展』、
リーフレットが完成しました。

旧八幡郵便局で開催された昨年の展示の写真を活用しています。
展示の雰囲気を知っていただけるのではないかと思います。
理想の住宅の模型も。



日夏里館での展示ご期待下さい。
今回は、図録も作成いただけるとのことで楽しみにしています。

企画・制作の神谷悠実さん・指原 豊 さん、よろしくお願いします。
展示当日は、会場で展示解説もしていただけるとのことです。

8月3日(土)は9時から「夏休み日夏まちかど探検」(日夏歴史研究会主催)もあります。

リーフレットは、日夏里館一階ロビーに置いていますが、
リーフレットを配布、あるいは置いていただけるようでしたら、
下記までご一報下さい。
 日夏ヴォーリズ建築の会 連絡先 furuyo@maia.eonet.ne.jp 古川まで


7月15日、今日の日夏里館の様子です。


昨日、ツツジの葉刈りも致しました。

展示会には、ぜひお越し下さい。
お待ちしております。






Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 23:31 Comments( 0 ) ヴォーリズ建築

2013年07月08日

軽井沢のヴォーリズ建築を訪ねる

7月6日午前に軽井沢を訪問しました。

勿論、ヴォーリズ建築に出会うためです。

6月22日京都でのヴォーリズ建築文化全国ネットワーク in京都でお会いした軽井沢ナショナルトラストの浅井潤様にお聞きして、軽井沢ナショナルトラスト事務局長の柴﨑雅寿を突然お訪ねしました。
軽井沢彫の店を経営されていたのですが、「軽井沢文化財歴史的建造物マップ」や参考地図を提供いただき、主なヴォーリズ建築についてお聞きして、早々に散策に出かけました。

1時間30分だけの自由見学で、やはり軽井沢のさわりだけを見るのみでした。
有名な軽井沢会テニスコートクラブハウス 昭和5年(1930)

軽井沢集会堂
 大正11年当初の建築建物は不明だが、大正15年(1926)ヴォーリズの設計で改築。
 平成7年基礎補強および外観を再現する改修整備がなされている。


軽井沢ユニオンチャーチ 大正7年



会堂の内も見学させていただいたが、簡素な造りでした。
 入口には貴重な写真も掲示されていました。

お邪魔にならないようにヴォーリズレーンの雰囲気をうかがって来ました。


室生犀星記念館前のカフェ「涼の音」も興味をそそられたが、時間の関係で次回訪れた時の楽しみとしました。

この日の午後は軽井沢ナショナルトラストで別荘ウオッチングが計画されていたのですが、残念ながら参加することが出来ませんでした。
浅井さん柴﨑さんありがとうございました。
今度はゆっくり行ってみたい軽井沢でした。

おまけに、旧信越本線の碓氷第三橋梁(めがね橋、重要文化財)へ立ち寄りました。

明治25年12月竣工の煉瓦造りアーチ。急勾配のためドイツの山岳鉄道で使用されたアプト式を採用し、昭和38年まで走り続けた。

彦根へ戻ると蒸し暑くびっくりでした。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 23:17 Comments( 0 ) ヴォーリズ建築

2013年06月25日

ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク in京都

6月22日(土)、ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク in京都
第7回全国大会が、京都大学YMCA地塩寮で開かれました。


午前は総会・報告会。
報告会では一粒の会大橋二郎氏による「ヴォーリズさんの残したコンパス」、
宮本氏による軽井沢の青葉幼稚園山荘(旧アームストロング山荘)大正7年(1918)旧アームストロング別荘の改修の報告。

午後は見学会
 山形政昭氏による見学地の解説と会場の見学。
1.京都大学YMCA会館
大正3年(1914)登録文化財 木骨煉瓦造?(煉瓦および木造2階建)
コロニアル様式をとるクラシカルな会館建築。平成15年(2003)修復再生。




煉瓦積みの暖炉、天井の高い2階の和室特徴的でした。西隣には京都府立医科大学YMCAの寄宿舎が。

2.旧船岡邸(京都工芸繊維大学工繊会館構内)
 舟岡省吾博士の自邸の離れとして(1929年建設)
 座敷を供えたコテージ風小住宅 2008年改修、登録有形文化財




3.京都復活教会・幼稚園 (1936)
コンクリートのゴシック教会堂と木造の幼稚園





4.日本基督教団京都御幸町教会(旧日本メソジスト京都中央教会)
 大正2年(1913) 初期煉瓦造のキリスト教会堂。京都市指定文化財
 縦格子を用いたアーチ窓。木造トラス。





(+α)大丸京都店 1928年 外観と階段部分





5.救世軍京都小隊 (1936) 町中で活躍する救世軍



6.東華菜館(旧矢尾政)
 大正15年(1926)鉄筋コンクリート造5階建 
 テラコッタのスパニッシュの異色なデザイン





18:00 床もあり人も多く、中の見学はまたの機会に。

どの施設も改修され、大切にされていました。
組織的な取り組みも出来ず、先の見通しもない日夏里館。
余りにも恥ずかしく、交流会は失礼いたしました。

一粒の会の皆さんを中心に、お世話をいただいた皆さんに感謝したい。
いい機会を提供いただきありがとうございました。



Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 08:50 Comments( 0 ) ヴォーリズ建築

2013年06月10日

『ヴォーリズさんの設計室展』 8月に開催

昨年、旧八幡郵便局で開催された『ヴォーリズさんの設計室展』、ヴォーリズ建築の神髄に触れるような展示で、興味深く拝見しました。


その展示を、日夏里館で開催いただけることになりました。
3月に登録文化財に登録された記念の展示でもあります。

ヴォーリズさんが描く理想の住まいのつくりかたを、模型やスケッチなど設計室をイメージした展示を通して紹介されます。
展示の企画・制作は神谷悠実さんと指原豊さんです。

6月8日(土)午後、ヴォーリズ建築の旧日夏村役場事務室へ、神谷さんと指原さんと石井和浩さんにお越しいただき、開催に向けた打ち合わせを行いました。


開催は8月3日(土)、4日(日)10:00-18:00の2日間
会場は日夏里館1階(旧日夏村役場・産業組合合同庁舎)

今回は、展示の冊子も作成され、展覧会場で頒布もされるとのことです。
準備にご苦労いただくことになりますが、期待したいと思います。


この日もなかなかの上天気でした。





Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 21:40 Comments( 0 ) ヴォーリズ建築
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。