2010年09月13日

今津のヴォーリズ通り

前回は今津ヴォーリズ資料館について紹介しました。
今回は、ヴォーリズ通りの他の建物についても紹介します。
そこでは、日夏ヴォーリズ建築と同時期の建物を発見!

今津のヴォーリズ通り

 これは今津教会会堂とヴォーリズ公園。
 よく整備されています。

今津のヴォーリズ通り

説明板には次のように記されていました。
 
今津教会会堂
 ヴォーリズ建築事務所の設計によって、昭和9年(1934)、日本基督教団今津教会会堂として建てられました。大正11年(1922)、この会堂の裏手に今津基督教会館が建てられ、昭和7年にはそこに保育園が設けられました。
 会堂は、切妻造で正面間口は約8メートル、建物の奥行きは約15メートルで、正面に玄関を突出させ、頂部には方形屋根の鐘塔があげられています。内部は、中央に礼拝堂、玄関の両側に事務室と読書室を配し、講壇の両側にも教室があります。外壁に使われる白壁やレンガ、また内部のチューダー様式の装飾などは、ヴォーリズ建築の特徴といえる日本の景観に溶け込んだ西洋建築を造りあげています。
 平成15年、登録有形文化財指定されました。

 今津のヴォーリズ通り


 昭和8年の設計であるようですが、
 旧日夏村役場と同年の建設です。

 窓の改修も、今後の参考になりそうです。






次に、旧今津郵便局は旧観を良くとどめているように思われる。

今津のヴォーリズ通り

 説明板のには次のことが記されていました。
  
旧今津郵便局
 ヴォーリズ建築事務所の設計によって、昭和11年(1936)、今津郵便局として建てられました。昭和53年に現在の今津郵便局に移転するまで使用され、当初はここで電話交換事務も行なわれていました。建設当時の図面によると、1階東側には電報受付窓口や電信台が置かれていました。
 切妻造り、妻入りで正面中央の玄関をややつきだし、入り口の半円アーチをタイルで縁取りし、コテージ風の意匠を取り入れてあります。

今津のヴォーリズ通り 

 後少しの記載は、すみません。
 写真を撮り存じました。

 昭和9年の設計であるようで、やはり日夏ヴォーリズ建築と同時代と言えます。

 当初の様子を伝える窓は、こんな感じです。
 




 実は、この日藤樹書院と良知館へ行くつもりでした。

 下小川の書院周辺は、花が飾られ、村の中を流れる川には錦鯉が泳ぎ、中江藤樹墓所もきれいに整備されていました。

 良知館をはじめ村の人々が交替で世話をされているようです。
 今も藤樹先生の教えが息づいているような、心地よい村でした。


 


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Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 21:35│Comments(0)ヴォーリズ建築
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。