2014年01月01日

日夏里館改修の今

これまでのご支援に感謝しながら、日夏里館改修の今を報告したいと思います。

ところで、旧日夏村役場・産業組合合同庁舎である日夏里館の建物、この建物の保存に取り組むようになったのは2009年(平成21年)4月からです。
「日夏里館(ひかりかん)」と呼ぶようになったのは、2010年(平成22年)5月からです。
湖東定住自立圏地域創造事業「ヴォーリズ建築旧日夏村役場再発見事業」を進めることになったのは2011年度で、この事業によっる建物調査報告書の発刊と報告会を開催できたのは、2012年3月17日でした。

それから一年、2013年3月29日、この建物の歴史的意義を認めていただき国の登録文化財となりました。多くの方々のご支援とご協力の賜であり、それはこの建物を建ててくれた地域の先祖の営為があってからのことです。地域の先祖の営為の歴史に敬意を表し、建物とともにその歴史を伝えていきたいと思うのは私のみではないと思います。

ともかく、この建物を長く保存していくためには、外装の改修と耐震補強が不可欠です。これの推進は容易ではありませんが、ヴォーリズ建築を深く愛され保存に尽力されている石井和浩氏の協力を得て、2013年度から2015年度にかけて推進することになりました。
2013年度は風雨に堪えないため外装の改修を中心とし、11月1日から足場を設置して改修を開始しました。そして、12月28日雪の降る中ですが、足場の解体が行われ、漸く改修の様子を広く見ていただけるようになりました。

12月31日の改修の現状を御届けします。



今後、西側と南側の2階の窓の建具を取り付けていただくことになっています。
この建物が、多くの方々に愛されていくことを切望してやみません。
日夏里館の保存はまだまだです。しかし、2014年の新年を迎え、この建物をとおして地域と地域の先祖の歴史を振り返り、互いに理解を深め、着実な日夏のまちづくりが進められることを期待したいと思います。
      2014.1.1 




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 00:48 Comments( 0 ) 日夏里館
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日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。