2016年12月13日

談話会 知らないアフリカのお話

今日は、あいにくの雨降りでしたが、午前も午後も日夏里館。
午後は、日夏村役場事務室談話会で荒木敬之氏の「アフリカ紀行:感想」のお話でした。

談話会 知らないアフリカのお話

荒木氏は、もう30年も前のアフリカ3国 タンザニア・ケニア・マラウイへの青年海外協力推進調査団として滋賀県から派遣された5名の一人として参加されたとのこと。特に畜産関係行政担当者として参加されたが、その前にアフリカから滋賀県へ研修に来られていた人を自宅に連れられたときの話しもあり、先端技術や機械の援助にはあまり意味がないこと、日本には四季があるが赤道付近のアフリカには四季がなく、生活の工夫の必要がなく、そのことが文化の発達を遅らせていると思われること、水が大切で、水利事業に国家的プロジェクトを取り組めば富める国に成る可能性があること、農業機械等は部品不足で機能できず、最初者手動式からやる必要があること、農業技術の普及には、農民一人一人の識字率向上が必要であることなどを実感された等多くの興味深い話をお聞きし、たくさんのスライドを見せていただいた。その中には、痩せた牛の写真もあった。海外協力は県ではなく国として行うべきことで、今日青年海外協力隊として進められているが、中高年(シニア等)の夫婦による指導・援助が効果的との見解も持たれたようです。あまり知ることができないお話でした。

談話会 知らないアフリカのお話

 さて、今日の午前は荒神山神社の古文書を読む会(初めての古文書講座)でした。天明元年(1781)極月(12月)25日の「彦根貸附利米請取帳」の中に記されている奥山寺の由緒書きの抜き書きで、荒神別当勝乗院が文政4年(1821)霜月(11月)15日彦根の寺社奉行所へ提出した文書の写しでした。井伊家が彦根に城を得てから武運長久、国安全を祈祷し、大坂冬の陣、夏の陣の時には住職秀圓法印が陣中へ御札を指し上げたこと、凱旋して護摩堂と書院を建立下さり、御紋付きの御幕、提灯を寄附されたこと、その吉例により正月・五月・九月・歳の暮れ等に武運長久を祈祷し、御札と供物等を献上したことをはじめ、井伊家との関係が記述されています。

 今後も毎月第2火曜日の午前は古文書、午後は談話会を開いていきます。興味のある方は、お気軽に参加下さい。(問合せは、日夏里隊事務局0749-25-0948 古川まで)



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Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 19:18│Comments(0)活動メモ
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フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。