旧日夏村役場は特異な事例か?

旧日夏村役場及産業組合合同庁舎である現「日夏里館」は、ヴォーリズ設計事務所の設計になる建物です。
現在も続いているヴォーリズ建築事務所にお聞きしたところ、村役場の事例は他にないようです。
ヴォーリズ建築の研究者として知られる 山形政昭氏も、
「村役場の建築のほか、市役所、県庁舎などの官の建築の無いのがヴォーリズの特色」と考えられるとのことです。
旧日夏村役場の建物は、特異な事例であるようです。
村役場建築としてはやはり唯一であるようです。
昭和9年(1934)建築当時の日夏村の人々の思いは、かなりのものだったと思われます。
日夏が北米移民を多く出した村であったこととも関係するように思われます。
完成時、日夏の人々にとって自慢の建物であったことは、当時の記録から知ることもできます。
こんな建物の謎を、現在報告書で解明中です。乞う、ご期待。
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