2011年08月08日

地震に強いヴォーリズ建築

昨日8月7日は大変忙しい一日でした。

9:00~11:30まで日夏まちかど探検の第四回目として安田・五僧田・筒井の集落を歩きました。
限られた時間ながら、安田の本覚寺では坊守さんから寺の歴史に関係してお話しをいただきました。
五僧田の成宮惣右衛門家の民家の中も案内いただきました。
筒井では太鼓や寛政3年(1791)の鉦も確認しました。
また、銘酒「筒ヶ井」の盃の現物も見せていただくなどしました。

午後は勿論、旧日夏村役場の見学会および講演会でした。



講演のタイトルは 「人に優しいヴォーリズ建築 -各地の再生活動から-」
講師は、NPO法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会理事で、旧日夏村役場建物調査委員をお願いしている石井和浩氏。

八幡郵便局の再生に取り組んでおられる経験と、各地への広がりを紹介いただくと共に、ヴォーリズ建築の特徴についてお話しいただきました。
建物の風格は人間の人格と同じく、その外観よりもむしろ内容にあります。との、現代に通用するヴォーリズの考え方なども紹介いただき、更に学んでみたくなりました。

お話しの中で、人に優しいヴォーリズ建築は、阪神大震災でも今年の東日本大震災でも震災に強い建物であったとのことを聞いて、少し嬉しくなりました。

傷みがあり改修が必要ですが、この日夏の建物が、ますます、日夏や周辺のみなさんに愛され、活用されていくことを期待したくなりました。

そして、夜には旧日夏村役場建物調査委員会。
一粒社ヴォーリズ建築事務所に保存されていた日夏村役場の建物設計図を確認いただきながら、建物調査報告書づくりを目指して議論をいただきました。

本当に、忙しく、しかし充実した一日でした。
ありがとうございました。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 23:48 Comments( 0 ) ヴォーリズ建築
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。