きれいになった旧日夏村役場事務室
7月1日から9月末まで進めていた日夏里館1階の耐震改修か完了しました。
10月3日午前に石井建築設計事務所の石井和浩氏・土佐誠弥氏と大信建設株式会社の高木幹雄氏と最終確認を行いました。
村役場事務室は見違えるようになりました。




痛んだ床は張り替え、天井からは桟が出てきて活かしながら天井を復元しています。村長室や事務室の入口には、旧渡辺邸(ヴォーリズ建築)の扉を提供いただき、引き違い戸として活用しています。
村役場の玄関を入って北側の廊下はカウンターで仕切られていましたが、今後の活用の便宜を考えて扉を設置し、ホール側(旧組合事務所)と行き来ができるようにしていただきました。

ホールは耐震補強も終え、早速「カンボジア大地の会」の展示がされています。

勿論、カフェ部分の改修も済んでいます。また、1階南口横のトイレも改修しました。残る課題は、2階の改修で、来年度(2015年度)に実施予定です。

3日の午後、村役場事務室には机などを搬入しましたが、ぜひ、日夏里館にお越し下さい。
10月3日午前に石井建築設計事務所の石井和浩氏・土佐誠弥氏と大信建設株式会社の高木幹雄氏と最終確認を行いました。
村役場事務室は見違えるようになりました。
痛んだ床は張り替え、天井からは桟が出てきて活かしながら天井を復元しています。村長室や事務室の入口には、旧渡辺邸(ヴォーリズ建築)の扉を提供いただき、引き違い戸として活用しています。
村役場の玄関を入って北側の廊下はカウンターで仕切られていましたが、今後の活用の便宜を考えて扉を設置し、ホール側(旧組合事務所)と行き来ができるようにしていただきました。
ホールは耐震補強も終え、早速「カンボジア大地の会」の展示がされています。
勿論、カフェ部分の改修も済んでいます。また、1階南口横のトイレも改修しました。残る課題は、2階の改修で、来年度(2015年度)に実施予定です。
3日の午後、村役場事務室には机などを搬入しましたが、ぜひ、日夏里館にお越し下さい。
タグ :日夏里館
ようやく稲刈り 日本晴
今日は、やっと日本晴の稲刈りでした。
それでも少し早すぎるように思われました。

小さい方が吾が家のコンバイン。
政府が目指すのは大きい機械とのことで、零細な農家をやめさせるような政策も見られ少し悲しい。
因みに、小は2条刈り、大は6条刈り。
後方の山は、伊吹山です。
日夏里館は、カフェが定休日なので、ホールの天井をはずして修復が進められていました。
火打ち梁や鉄骨の補強の様子が見られました。

それでも少し早すぎるように思われました。
小さい方が吾が家のコンバイン。
政府が目指すのは大きい機械とのことで、零細な農家をやめさせるような政策も見られ少し悲しい。
因みに、小は2条刈り、大は6条刈り。
後方の山は、伊吹山です。
日夏里館は、カフェが定休日なので、ホールの天井をはずして修復が進められていました。
火打ち梁や鉄骨の補強の様子が見られました。
タグ :日本晴
いよいよホールの改修へ
13日(土)午後には、日夏里館1階ホール壁も解体。

13日(土)10時からは、石井建築設計事務所と大信建設と改修の打合せでした。村役場事務所・応接室・村長室の改修がほぼ一段落したので、その次、ホール部分の改修です。
ホール廻りの柱や梁の状況を確認のため、早速午後から壁の解体が開始されました。柱に以前の加工の跡も見られます。

夕方には再度状況を確認して、補強方法の検討がなされました。

ところで、村役場事務所廻りの廊下とホールの間はカウンターがあって行き来かできませんでしたが、今回の改修で行き来ができるように扉を設置することになり、既に通路が設けられています。

改修は9月末で完了する予定です。
ホールはどのようになるのか、ご期待ください。
13日(土)10時からは、石井建築設計事務所と大信建設と改修の打合せでした。村役場事務所・応接室・村長室の改修がほぼ一段落したので、その次、ホール部分の改修です。
ホール廻りの柱や梁の状況を確認のため、早速午後から壁の解体が開始されました。柱に以前の加工の跡も見られます。
夕方には再度状況を確認して、補強方法の検討がなされました。
ところで、村役場事務所廻りの廊下とホールの間はカウンターがあって行き来かできませんでしたが、今回の改修で行き来ができるように扉を設置することになり、既に通路が設けられています。
改修は9月末で完了する予定です。
ホールはどのようになるのか、ご期待ください。
タグ :日夏里館
9月8日の日夏里館
9月8日16:30頃の日夏里館です。
イエティ・ファゼンダは月曜日なので定休日でした。
京都新聞の古市記者は23日にも熱心に取材されていましたが、今日もお見えになりました。日夏里館の実情なども多くの方々に知っていただければ幸いと思います。
今日は、建具屋さんがお見えになり、一日古い建具の調整や鍵や把手の取り付けなどをされました。
日夏里館内部、村役場事務所の天井は張られ、桟もよく分かるようになっています。
ヴォーリズ建築の住宅に使用されていたという古いドアも、引き違い戸に調整いただいています。1階のトイレも改修を進めていて、入口の開き戸も古いものを吊り戸に変更していただいています。
合理的な考えのヴォーリズさんだったらどう考えられかと考えながら、改修を進めたいと思います。今後の使い勝手を考えながら進めることも大切と思われます。
実り多かった見学会・パネル展・交流会
8月23日・24日の「ヴォーリズ建築パネル展&旧日夏村役場耐震改修工事見学会」には多くの方に日夏里館に来館いただき、旧日夏村役場の現状をご覧いただきました。

特に23日11時から耐震改修の見学会には60名が参加されたようです。解説は石井建築設計事務所の石井和浩氏・土佐誠弥氏が担当いただきました。ありがとうございました。


午後には二階の大広間で、ヴォーリズ建築関係団体のパネルの前で順に説明いただき、その他参加者のコメントや質問などもなされ、交流が深められました。
展示は、
旧醒ヶ井郵便局
滋賀大学陸水会館 1938年
日本キリスト教団堅田教会 1930年献堂
旧水口図書館 1928年竣工 稚木の会
旧伊庭家住宅 1913年建築 オレガノ
旧今津郵便局 1936年設計 ヴォーリズ今津郵便局の会
公益財団法人近江兄弟社
旧八幡郵便局 NPO法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会
日夏里館(旧日夏村役場) 1934年設計 日夏ヴォーリズ建築の会
どの団体にも課題はあると思いますが、最も苦労しているところが、やはり日夏里館かと思われました。
日夏里館の保存への取り組みは5年程度とは言え、大変苦しい取り組みです。最も地域の皆のものであった建物、日夏村役場→日夏公民館→日夏町民会館→日夏里館と変化してきた建物は、日夏町自治会を中心にした地域の皆さんによって保存活用されるのが望ましかったのに、どうしてそのように取り組まれなかったのか。このような不幸な事例が再発しないよう、この日夏里館をめぐる歩みを検証し、その原因理由も明らかにしておくべきように思われます。
日夏里館の場合は、まず屋根の補修をし、次いで建物調査を先行させ、その成果をもって登録文化財となりました。保存するために登録文化財としていただいたので、次に外壁の全面改修、一階の耐震改修、二階の耐震改修と2013年度から3年計画で耐震改修工事を開始しました。登録文化財となったため、2014年度から幸いに耐震改修に彦根市の補助を受けることができるようになりました。これは、県下でもはじめての事例かと思われますが、登録文化財保存の今後に参考になれば幸いです。
なお、2日間のパネル展を振り返って、やはり互いに苦しい実情は率直に述べてもいいように思われました。
今回の主催は、「滋賀ヴォーリズネットワーク」です。来年に向けての考えも披露されましたが、ヴォーリズ建築関係団体の交流が深まり、保存の輪が拡がっていくことを期待したい。
一粒の会の皆さん最後までありがとうございました。

今日25日からは改修工事再開。天井を張る準備をはじめ、壁の復帰が始まりました。
勿論、今後とも努力したい。
ご支援もお願いします。
特に23日11時から耐震改修の見学会には60名が参加されたようです。解説は石井建築設計事務所の石井和浩氏・土佐誠弥氏が担当いただきました。ありがとうございました。
午後には二階の大広間で、ヴォーリズ建築関係団体のパネルの前で順に説明いただき、その他参加者のコメントや質問などもなされ、交流が深められました。
展示は、
旧醒ヶ井郵便局
滋賀大学陸水会館 1938年
日本キリスト教団堅田教会 1930年献堂
旧水口図書館 1928年竣工 稚木の会
旧伊庭家住宅 1913年建築 オレガノ
旧今津郵便局 1936年設計 ヴォーリズ今津郵便局の会
公益財団法人近江兄弟社
旧八幡郵便局 NPO法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会
日夏里館(旧日夏村役場) 1934年設計 日夏ヴォーリズ建築の会
どの団体にも課題はあると思いますが、最も苦労しているところが、やはり日夏里館かと思われました。
日夏里館の保存への取り組みは5年程度とは言え、大変苦しい取り組みです。最も地域の皆のものであった建物、日夏村役場→日夏公民館→日夏町民会館→日夏里館と変化してきた建物は、日夏町自治会を中心にした地域の皆さんによって保存活用されるのが望ましかったのに、どうしてそのように取り組まれなかったのか。このような不幸な事例が再発しないよう、この日夏里館をめぐる歩みを検証し、その原因理由も明らかにしておくべきように思われます。
日夏里館の場合は、まず屋根の補修をし、次いで建物調査を先行させ、その成果をもって登録文化財となりました。保存するために登録文化財としていただいたので、次に外壁の全面改修、一階の耐震改修、二階の耐震改修と2013年度から3年計画で耐震改修工事を開始しました。登録文化財となったため、2014年度から幸いに耐震改修に彦根市の補助を受けることができるようになりました。これは、県下でもはじめての事例かと思われますが、登録文化財保存の今後に参考になれば幸いです。
なお、2日間のパネル展を振り返って、やはり互いに苦しい実情は率直に述べてもいいように思われました。
今回の主催は、「滋賀ヴォーリズネットワーク」です。来年に向けての考えも披露されましたが、ヴォーリズ建築関係団体の交流が深まり、保存の輪が拡がっていくことを期待したい。
一粒の会の皆さん最後までありがとうございました。
今日25日からは改修工事再開。天井を張る準備をはじめ、壁の復帰が始まりました。
勿論、今後とも努力したい。
ご支援もお願いします。