2010年06月16日

日夏城跡の清掃活動

 日夏をめぐって色々なことがあります。

 去る5月29日には、新緑の荒神山の遺跡見学会と日夏城跡の清掃活動が実施されました。
 天候もすばらしく、城跡のある尾根にあがると湖岸からの涼しい風が感じられました。
 今回は初めての試みで、日夏城跡の清掃活動でした。
 


 城跡は子どもたちが通るウオークラリーのコースの一角にあります。赤白の設置物はその関係ですが、子どもたちは何も知らずに歩いているようです。

 写真の場所は日夏城で最も高い位置にある曲輪で、右側は顕著な土塁が認められます。今回はこの場所を清掃したのですが、この場所の清掃前はこんな様子でした。


 城跡は段々になっていて、今回清掃に努めたのは一番小さな曲輪です。この日最初の集合地だった唐崎神社側に長く連なっています。しかし、唐崎神社側から登ってくると、お城に差し掛かる急斜面となり、自然の要害になっていることも実感できます。
 きっとこの城跡の雑木等を除去すると、古い山城の様子がよく分るようになることは間違いなく、山上に広場が出現することになるでしょう。
 この城跡は日夏越前守の城と伝承され、永禄3年(1560)磯野丹波守がこの城を攻めたが、要害のため退却したといいます。

 この日は彦根おやじの会の方も参加下さいました。
 みなさん、また力を貸して頂けませんか。

 日が良すぎたためか、当日のメンバーはこれだけでした。


 宇曽川唐崎公園にある石碑の前での記念撮影ですが、石碑は1952年4月アメリカのシアトルから里帰りした人が宇曽川の水と宇曽川堤の桜を見て読まれた歌が刻まれています。

 日夏からはアメリカ移民が多く排出した、アメリカに関係深い村です。
 また紹介したいと思います。



Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 22:01 Comments( 2 ) 日夏歴史研究会
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。