2015年02月23日

「ひなつりかん」、いいえ「ひかりかん」です。


2月23日、今日の日夏里館です。
月曜日ですので、カフェのイエティ・ファゼンダは定休日です。
午後、カフェの新し看板が設置されていました。

 ところで、「日夏里館」は「ひなつりかん」でなく、「ひかりかん」と呼んで下さい。
「日夏里館(ひかりかん)」の名前は、平成22年(2010)5月1日の日夏町民会館利用団体会議で建物の愛称として名付けられた名前です。もう直ぐ保存に取り組んで6年、「日夏里館」の名前を決めてからもう直ぐ5年になります。
しかし、「ひなつりかん」などと呼ばれることがあります。

 この建物は、昭和10年(1935)4月19日に日夏村役場・産業組合合同庁舎として落成式を挙行してから約80年になります。昭和25年4月に彦根市に合併し、昭和26年(1951)1月13日日夏公民館として開館しました。以後平成11年(1999)に「日夏町民会館」されるまで約48年、実に50年近くは多くの方に「日夏公民館」と呼ばれ親しまれてきました。
 しかし、平成21年4月にこの建物を不要として新自治会館建設に日夏町自治会が動く中で、「日夏町民会館」「日夏公民館」の名前で呼ぶことが不都合との声が聞かれたため、「日夏里館(ひかりかん)」の名前を使用するようになったのです。

 自治と町づくりの拠点として機能してきた歴史、日夏の先祖が想いを込めた建物であることに鑑み、日夏の光り輝く星になってほしい、町づくりで活用され続けてほしい、との想いで名付けられたものです。


 建物の呼び名「ひかりかん」は、この建物がどのように愛されているかにも関わるように思えます。この建物が、「日夏里館」の名前と共に多くの方々に愛され続けることを念願したいと思います。




タグ :日夏里館


Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 17:02 Comments( 0 ) 日夏里館

2015年02月16日

ちょっと昔の日夏里館

今日の彦根市日夏町は上天気でした。
縁側に差し込む光は暖かく、ホッとしました。
掃除をしていたら、1991年(平成3年)夏の写真を見つけました。次の写真は、23年半ほど前の様子です。


南側バイパスから見た景色で、日夏里館、当時は町民会館が写っています。当時は農協日夏支所が健在で、日夏里館右側に続く灰色の屋根の倉庫、えんじ色の屋根の建物は米の乾燥や臼スリが行われところです。この部分は解体され宅地分譲されています。
上天気なので今日の写真を撮ってきました。


じっくり比較してみて下さい。
かっては、日夏里館の屋根に7時、11時、16時の時報を知らせるサイレンが乗っていました。昔の写真の左側には竹藪が写っています。

今日の日夏里館の近景もご覧下さい。

伊吹山もきれいに見えました。宇曽川堤からです。








Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 16:36 Comments( 0 ) 日夏の景観 日夏里館周辺 日夏里館

2015年02月09日

creativeなまちづくり

2月7日の午後、滋賀県立大学で開催された「環人+creativeなまちづくり」の近江環人地域再生公開特別講義を聞きに行きました。滋賀県立大学卒業生で、2011年よりデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)に勤務されている中野優さんの講演でした。


・既存の仕組みを再考する
・関わり方を意識する
・巻き込み方をプロジェクトする
 不完全プランニングで皆がかかわれる提案や神戸の事例も山盛り。


「ふれあいオープン喫茶」も。



特別講演後「コミュニティ・プロジェクト実習Ⅰ」成果報告会にも参加しました。
コミュニティ・アーキテクトを目指して学ぶ受講生のプロジェクトの現在進行形の成果報告会で、大学院生コース6人と社会人コース4人の発表。いろいろな事例報告でしたが、日夏里館の関わりでは、山吉醤油の醤油蔵リノベーションワークショップを開催しされた長浜市三ツ矢町の事例でした。「環人ネット通信」vol.06にも紹介されていますが、地域の高齢者の期待や別に立て替えでなく古民家再生の新しい動きもあるとのことで、注目したいと思います。


当日、日夏町内で「塩半」の旧店の改修を進めておられる疋田さんから、「よろず 淡日(あわひ)」のチラシをいただきました。追って紹介したいと思います。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 23:33 Comments( 0 ) 活動メモ

2015年02月02日

「これ何?」妙楽寺山に人工の跡

2月に入りました。
今朝、雪は降っていませんが風があり寒い。
1月最後の31日も風が強く、時々吹雪く寒い日でした。
OMBKおうみ木質バイオマス利用研究会主催で開催されている「森づくり森づかい森づくり市民講座」の第6回のため、9時に妙楽寺山へ行くとこの時は晴れていたので、作業をすることになりました。この日気になっていた課題は、大きなコナラの倒木の根撤去です。


木の根に付いている土と地山の石を鍬で砕いていると、写真のような物を発見。
先ず右下の川原石。これは地山の石ではありません。
また右上のチャートの小石も。これも荒神山の石ではありません。
どうしてこの地に本来ない石があるのか?。
だれかが運んできたと考えざるを得ません。
ところが更に写真左の陶器片が2点が見つかりました。
この周辺に人工の手が加わっていることが明らかになったと言えます。



木の根を除去し整備すると、しっかりした広場であることが再確認されました。ここを「第1広場」と名付けようかと。この広場は、山城などの曲輪に類似しているようにも思われ、今回発見の石と土器とともに検討が必要なように思われます。
念のため撤去前の木の根を掲げておきます。

ところで、もう少し上がったところにも古銭が採集された広場(第2広場)が認められます。道を整備していくことが次の課題かと確認されました。

次回は、2月28日(土)9時から、9時荒神山公園第4駐車場集合です。
興味のある方は、ぜひ参加下さい。




Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 10:21 Comments( 0 ) 活動メモ 里山
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。