2010年05月29日

日夏ヴォーリズ建築保存の原点

 日夏ヴォーリズ建築は、旧日夏村役場と産業組合の合同庁舎として建設され、設計・監督をヴォーリズ建築事務所に委託されたものです。
 この建物は、昭和25年日夏村が彦根市に合併され日夏町自治会が生まれ、翌年村役場の二階が日夏公民館がとなるなど変化してきました。
 産業組合部分は農協日夏支店廃止後使用されなくなり、日夏公民館部分を中心に「日夏町民会館」「日夏町自治会館」として使用されてきました。しかし、土地が農協の所有であったこともあり、建物はあまり手入れされていない状況でした。

 平成16年(2004)10月に発刊された『日夏の歴史』で、この建物が「ヴォーリズ建築」であることが明らかになりました。
 以後、保存に向けての原点になる写真がつぎのようなものです。





 2005年5月14日の写真です。
 この時、ヴォーリズ建築の研究家として知られる山形政昭さんが始めて日夏ヴォーリズ建築を見学においでになった時です。



 この時、先生に案内いただき、ヴォーリズ建築で全面的に改修された水口図書館を見学させていただきました。
 建物を改修すれば見違えるようになることを教えていただいたのでした。

 しかし、その後紆余曲折があったことは言うまでもありませんが、この時写真は、保存に向けての出発点になっています。
 決して忘れることが出来ない日夏ヴォーリズ建築の歴史の証言記録として大切にしておきたい。



Posted by 日夏ヴォーリズ建築の会 at 08:00 Comments( 0 ) 保存への取り組み
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プロフィール
日夏ヴォーリズ建築の会
フルヨじいさん

 本人はそんなに思っていないが、子どもたちから見ればやはりそのとおりか。

 日夏に生まれ日夏で暮らしてきた。これからも日夏の良さを再発見しながら暮らしていきたいと思う。できれば色々な方々と共に。