いよいよ始まる「ヴォーリズ建築旧日夏村役場再発見事業」

日夏ヴォーリズ建築の会

2011年06月06日 23:08

湖東定住圏構想に基づく地域創造事業として、「ヴォーリズ建築旧日夏村役場再発見事業」が事業採択されました。

いよいよ、6月から来年3月まで事業を推進します。



旧日夏村役場の建物の保存に取り組みはじめて2年になります。
地域での利用も進んでいますが、建物の現状把握などに課題があります。
朝鮮人街道沿いの活性化の拠点として活動の可能性があります。

調査対象の建物は、昭和9年(1934)ヴォーリズ建築事務所の設計により、同年9月7日棟上げを行ない、昭和10年4月に完成しています。日夏村役場と日夏産業組合(JA農協の前身組織)の合同庁舎として完成し、その後彦根市農協日夏支店および日夏公民館として活用され、その過程で農協部分を中心に改修も行なわれています。

今後の活用のために段階的に必要な手順を踏んでいきたいわけですが、その第一として建物の現状調査を実施することと中間報告会や最終報告会を開催し、広く理解を深めていただくことが今回の事業の目的です。

昨夜(6月5日)、第一回目の建物調査委員会を開催しました。


調査委員会では、8月7日午後には中間報告会と見学会開催することも確認されました。

建物調査とともにどのように利用していくのかが大切であることも再確認されました。

この点では、まちづくりフォーラムについてのプロジェクトがあり、これの推進が必要であることが確認されたことになります。

また、建物が完成してから76年になります。建設時から建物を見つめてきた人びとも少なくなりつつあり、聞き取り調査の重要性も再確認されました。

今日(6日)は、彦根市教育委員会文化財課へ報告に行ってきました。

これからの中間報告会や調査等に、ご期待下さい。




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