宇曽川堤は桜の名所

日夏ヴォーリズ建築の会

2010年04月06日 21:09

 年度はじめで忙しく、投稿を休んでいる間に、いろんな変化がありました。
 各地から桜の便りが聞かれる中、日夏の宇曽川堤の桜についても紹介しておきたいと思います。
 先ずは4月6日、今日は暖かかったので桜がだいぶん開きました。



 今は統合されてなくなった日夏小学校の校歌には、「宇曽川堤 花の雲」の歌詞が入っていました。
 


 宇曽川は桜の名所で、桜の時期には店を出し、花見客をもてなしたそうです。
 『犬上郡郷土史読本』(昭和14年発刊)にも「宇曽川の桜」の項が設けられています。宇曽川の桜は、亀山から三津屋浜まで、何百何千株の桜が宇曽川を挟んで両岸の長堤に並び、花の名所になったと記しています。

 宇曽川は昔は水量が豊富で、運送川から宇曽川の名が起こったと言われていたそうです。大雨の時には水害の恐れがあり、明治年間に堤一帯に桜の木を植えたのが桜の名所の起こりだと記しています。

 宇曽川改修が行なわれるまで、宇曽川堤には古い桜の木が多く、サクランボを取りに行ったことを思い出します。
 現在の桜は改修後に植樹し、宇曽川堤に桜を復活させたものです。



 今日の桜は、満開ではなく、彦根城の桜より少し遅いように思います。
 宇曽川堤の桜は、日夏の名所の一つです。

  またまだ楽しむことができますよ!


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