不思議な木型

日夏ヴォーリズ建築の会

2015年05月18日 21:01

この一週間は、結構忙しかった。
11日の月曜には、日夏里館2階の耐震改修の打合せを行いました。
7月末から8月末の予定で実施することになります。

ところで、去る14日午後、彦根市教育委員会の井伊さんと齊藤さんがお見えになり、旧日夏小学校学校博物館の部屋にあった資料を確認いただいた。昭和61年解体された日夏小学校2階にあった資料で、2015年4月1日発刊の日夏歴史研究会だより『日夏の歴史と文化』第36号で一点紹介しました。


お多福さんと思われ、像高は19.5㎝です。しかし、タテに切り目の溝があり、後ろには割れてしまわないように楔状に埋木がなされています。これは、和紙で張り子を作るための木型と考えられます。



これと一緒にあった資料を残しておいたのですが、他にも不思議な木製品や「日夏学校」の角印が押された和本がたくさんあります。
不思議な木製品を見ると、やはりどの木製品にも切り目が認められ、同様の張り子を作る木型と考えられます。魚かシャチのような物2点、人の頭部、ドジョウの頭のような物、そして大黒さんの面もあります。
この木型から作られた張り子が、何のために、どのように利用されたのか全く不明です。どなたかお気づきの方はお教えいただければ幸いです。

17日は、西福寺の永代経と降誕会でした。

最後に、2015年5月18日17時過ぎの日夏里館の様子です。

昨夜から、源氏ボタルが見られました。



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